ここに上げるのは3期ぶりですが、私の2018年VOCALOID10選を紹介いたします。
選考対象、選考基準はいつものように、今年公開されたVOCALOID、UTAU、CeVIO歌唱楽曲 のうち「印象に残った曲、私自身が好きな曲」です。
では早速、本編に参りましょう。
1. あめのむらくもP / "他人事の音がする" (1/5投稿)
あめのむらくもPの最大の魅力は「クラシック音楽の素養」だと思います。
バンドサウンドを基調としながらも、楽器の使い方やメロディワークが非常にクラシック音楽的で、一般的なポップスとは一味違う、情感豊かでダイナミックな緩急の付け方が印象的です。
もちろん本作もまたその例に漏れません。
イントロで示される動機を中心に織り上げられたメロディの糸は、まるでシルクのような美しさです。
それでいて決して華奢ではなく、音楽全体が一つの奔流となって押し寄せるエネルギッシュな一面も持っています。
特に、複数の旋律が絡み合いながら終止へと突き進むアウトロにはこのような魅力が凝縮されており、このアウトロの迫力こそが本作を今年の10選に選ばせた要因です。
2. みきとP / "ロキ" (2/27投稿)
怒っているのです、この歌は。
それはもう、怒髪天を突く勢いで怒っているのです。
なぜかって?
それはもちろん、お金も才能もあるのに手を抜いているミュージシャンが許せないからです。
自分自身の可能性を疑って、周囲に本当の実力を知られることを恐れる半端な態度が許せないからです。
『実は昨夜から風邪で声が出ません』だって?
違うだろ?
今のお前の、最大に最強な最高の音楽をやれよ!
他の誰でもないお前自身の誇りに賭けて、全てをそのエレクトリックギターに叩き込めよ!
そんな思いが、
『勘違いすんな 教祖はオマエだ!!』
『君の全てを曝け出してみせろよ』
などのフレーズから伝わってきます。
そんな怒声混じりの熱いメッセージには、本作を単なる2018年のヒット作に留まらせない大きな魅力が詰まっています。
3. くらげP / "わたしの未成年観測" (3/10投稿)
この曲を10選に選ぶかどうかは結構悩みました。
だって私はこの曲を大嫌いなのですから。
それでもやはり選ばざるを得なかったのです。
それはつまり、大嫌いは大好きの裏返しでもあるということです。
一昨年の"チュルリラ・チュルリラ・ダッダッダ!"以来の約2年間、私はくらげPの作品に夢中になってきました。
特に昨年の私的最高金賞曲"トラッシュ・アンド・トラッシュ!"で描き出された一分の隙もない完璧な絶望は、私の人生観を強く肯定してくれる至上の救済でした。
しかしあろうことか、本作はあの美しき悲劇を『未成年だった』の一言でハッピーエンドにしやがったのです。
これは許し難い冒涜です。強い憤りを覚えます。
『愛される要素あるわけない』彼女が、そんなありきたりな一言で世界に赦されていいはずがありません。
自ら信奉する正義に則って自分自身を断罪した彼女の勇気が、そんな陳腐な性善説でひっくり返されていいはずがないのです。
投稿から9ヶ月経った今なお、キーボードを打つ私の指は怒りで震えます。
ですが、それでも。この曲は私の救済であるこのシリーズの集大成なのです。
だから、きっとここが、私と、私の大好きなこのシリーズとの分かれ道なのだと思うことにしました。
私はこのハッピーエンドを信じません。
私が信じるのはあの絶望の美しさです。
それでもこれだけ色々考えさせてくれた、大嫌いな本作に感謝を捧げます。
ありがとう、”わたしの未成年観測”。
4. natural / “水時計” (5/27投稿)
UTAU界のファンク・スターことnaturalさんの代表作となった本作は、個性的な曲の多いこの方の作品の中でも、ひときわnaturalさんらしさに溢れる作品です。
鼓動ごとシンコペートするようなファンクビート、畳み掛けるギターリフ、刺激的でハキハキとした調教、いずれも「これぞnatural節」と膝を打たずにはいられません。また、Dメロの東北きりたんによるラップパートも、大人っぽい雰囲気で素敵です。
そして、『calcuれたmodulationに 逆靡くその時まで』のような一風変わった歌詞とその音符への載せ方も特徴的です。とはいえ、こちらもファンにはお馴染みのnaturalさん独特のセンスなのですが……(有り体に言えば、すごくヘンともw)。
また、naturalさんは今年10作以上のオリジナル曲を投稿されている速筆家ですが、私は本作以外もほとんど好きです。
何せ個性の強い方なので、1曲ハマると皆好きになってしまうのですよね。
この記事で初めてnaturalさんを聴いたよという方がいたら、ぜひ他の曲も聴いてみてほしいところです。
5. 傘村トータ / "今日より少しだけ幸せな日々を。” (6/2投稿)
傘村トータとは、「自由」の何たるかを語る人です。
傘村トータとは、「人生」が如何なるべきかを語る人です。
傘村トータとは、また、それらを歌に乗せて繰り返し説き続けている人です。
本作を初めて聴いた日、ぼろぼろに泣きながら何度も何度も聴いたのを覚えています。
これほど揺るぎない姿勢で「自由」を説いている歌がこの世に存在するのかと、衝撃を受けました。
この歌の始まりは『幸せになりたいよ』です。
幸せになりたい――それはこの世を生きる誰もが持っているごく平凡な夢でしょう。
今よりもっと素敵で毎日が楽しく感じるような幸せを、きっと誰もが望んでいるはずです。
しかしどうでしょう、「そんな幸せを自分が手に入れられるか?」と聞かれたら、確信を持って頷ける人は多くないのではないでしょうか。
『変わったことは特になくて 少しの不満と小さな喜びで生きてる そんな日々を私はこれからも何年 何十年って繰り返していくのかな』
そんな風に感じている方が大半だと思います。
私だってそうです。普通の、一般的な弱さを抱えた人間はそうなのです。
ところが、この歌はそうではありません。
『明日も今日と同じような ……いいえ 今日より少しだけ幸せな日々を きっと生きる』
「きっと」というのは、確実に行われることを予測、期待する時に使う言葉です。
ゆえにこの歌は、自らの幸せが自らの責任によって獲得されるべきものであることを承知した上で、待ち受けている幸せな未来を確信しているのです。
言い換えれば、努力によって幸せな未来を手に入れるだけの力を自分自身が有していることに、微塵の疑いも抱いていないのです。
自由とは、自分の人生の責任を自分自身で負うということです。
自由に生きるためには、自分自身の可能性を信じていかなくてはなりません。
この歌は、そのことを傘村さん一流の柔らかな筆致で説いている歌なのだと思います。
少なくとも私は、私の人生において何となく理解し始めていたそのことを、この歌に改めて教わりました。
文句なしの本年私的最高金賞であり、またそれにとどまらず、私の人生で数多聴いてきた歌の中で最も刺激的だった歌の1つです。
6. MIMI / “フローレミ” (6/14投稿)
今年の10選で最も美しい曲は本作かもしれません。
ピアノのアルペジオとストリングスのバッキングの清涼感あふれる景色が印象的な作品です。
実は上半期10選の時点では、本作は年間10選には入らないのではないかと思っていたのですが、何だかんだで下半期も結構な頻度で聴いていたのですよね。
飽きない程度に薄味で、忘れない程度に癖がある。そんな良さが本作にはあると思います。
また、上記の他に推しポイントを挙げるなら、歌というよりもむしろ器楽的である主旋律になります。
アルペジオにそのまま歌を乗せた、跳躍が多く人工的なフレーズ。それを人ならざるVOCALOIDが歌うというところに一種の妙味もありますね。
きっとこの人間味の薄さが上記の薄味さの秘訣なのでしょう。いつまで聴いていても飽きないんですよねえ、ほんと……。
7. 傘村トータ / “力なきもの” (7/10投稿)
傘村トータ、2曲目。
2018年は私にとって「傘村トータの年」と言っても過言ではないほど、傘村さんに夢中になった年でした。
本作では先に挙げた”今日より少しだけ幸せな日々を。”と比べて、より直截的にこの方の思想が語られています。
諦めるな! 前を向け! 胸を張れ!
本作は、手を変え品を変え、終始何度も何度もそんなメッセージを繰り返している曲です。
そしてサビのラストを飾る最も印象的なフィニッシュブローがこちらです。
『これが生きるということだ』
……いや、普通そんなこと言えませんって。「人生」の師範じゃないですか、完全に。
不屈の精神。曇りなき希望。尽きることのない無限の自信。
傘村トータという人の作品に共通するこれらの要素をど真ん中に投げ込んでくるあたり、これぞ傘村トータとも言える作品だと思います。
傘村さんの曲をまだ知らない人とか、この話を読んで興味を持ってくれた人とか、人生に思い悩んでいる人とか、その他すべての生きとし生ける者とかに聴いてほしい、大名曲です。
8. まふまふ / “廃墟の国のアリス” (8/19投稿)
2018年最もヒットしたボカロPといえば、まあ諸説あるとは思いますが、私が選ぶとすればこの方、まふまふさんです。
今年上半期屈指のヒット作である“メリーバッドエンド”と"ハローディストピア”という姉妹作、まだ記憶に新しいハイクオリティVOCAROCK、”ジグソーパズル”と、本年を代表するボカロPとして相応しい方だと思います。
そしてもちろん、本作”廃墟の国のアリス”も忘れるわけにはいきません。
うわっ、カッコいい……!
初めてページを開いたとき、サムネイルを見た瞬間に感じる圧倒的リッチさに心を掴まれてしまいました。
積み上がった街、空を覆う鳥籠、そして中央に鎮座する明朝体ロゴと少女。
厨二病的と言ってしまえばそれまでなのですが、やはりこういうイラストには男の子心をくすぐる魅力があります。
そしてイントロでいきなり、変拍子! ペンタトニックスケール!
ギラギラにソリッドなバンドサウンド!
これでもかと言うほど跳ね回るスラップベース!
歌が入れば、今度は高速ボーカルの無調的なメロディや頭拍重めのビート!
まさに2012年頃のボカロシーンのヒット曲を彷彿とさせる要素が、怒涛のように流れ込んできます。
歌詞も素敵です。ちょっと難しい漢語で彩られた、終末感あふれる叙事詩的な雰囲気とか。
そして何よりも、タイトルにもなっている「アリス」の手前で半拍溜めるのが超カッコいいんですよね。
実は昔から高速ボカロック系統の中でもまふまふさんはかなり好みだったのですが、それでも本作の緩みない完成度には度肝を抜かれました。
今年のまふまふさんは流行を追う立場から流行の最先端に立つところまで来たと思うので、来年はぜひ流行を作り出す立場にまでなってほしいです。大期待ですね!
9. 田中B / “ゆらゆら” (9/14投稿)
高い性能と人間味のある歌声で、今や押しも押されもしない人気VOCALOIDとなった、音街ウナ。
その数多ある作品の中でも、今年の白眉は本作でしょう。
光と風、飛行船、ソーダ、そして君と僕。
あるいはテンションノートの甘い響き、クリシェの切ない展開、シンコペーションの躍動感。
もう何から何まで高いレベルで仕立て上げられた、極上の渋谷系作品です。
そして田中Bさんの作品が本当に素敵なのは、何と言っても心をギュっと掴まれるようなちょっとした筆運びなのです。
本作で言えば、『遠いよ 急ぐよ 涙は流さないよ』や『イメージを』と繰り返す部分が該当するかと思います。
それから何と言っても、ラストサビでの転調はもはや反則的な魅力です。
それまでの歌によって、ただでさえセンチメンタルになっているところで、まさかの転調。これは湧き上がる感動に抗えません。
しかしまあ、田中Bさんは“深海シティアンダーグラウンド”で知って、”追憶の飛行船”をDAIMで取り上げたりもしましたけれど、10選に入れるほどドンピシャで好みの曲を聴ける日が来るというのは、ちょっと嬉しい誤算でした。
長くボカロシーンを追っているとこういうことがあるから止められませんね。
10. はるまきごはん / "セブンティーナ" (10/29投稿)
世界の中心、17歳(セブンティーナ)――。
本作は、そのカラフルでガラスのような心情を生き生きとしたタッチで描いた、はるまきごはんさんの傑作です。
はるまきごはんさんを10選に選ぶのは、2回目になります(前回は2016年の”フォトンブルー")。
しかしその理由は前回とは異なり、本作を選出した最大の動機は歌詞にあります。
17歳というのは、人生において最も高い体力、柔軟な思考力を有しており、世の中のあらゆる物事がカラフルに見えている年頃です。
しかしまた、高校卒業や成人といった人生の大きな変曲点を目前に迎えながら、その先の見通しが立てにくいという不安に悩まされる年齢でもあります。
本作はそのアンバランスな心情を、親しみやすくビリーバブルな言葉遣いで描いているところが魅力的です。
『当たり前でも そんなことでも 全部キラキラしていたんだ
それが18, 19, 20 だんだん見えなくなっていく
それが21, 22... 私は覚えていられるかな』
全体を通じて実に17歳らしい視点を維持しつづけている本作の中でも、特にこの部分は圧巻です。
『キラキラ』という抽象的ながら究極的な言い回しとか、22歳よりも先の人生を想像できないところなどに凄みを感じます。
そしてまた、今年まさに17歳でいらっしゃるTwitterのフォロワーさんたちが本作に大きく感銘を受けていたことも印象的でした。
本作で描かれる17歳の心情が、単なる大人の想像の域に留まらず、リアルタイムでこの世界を体験しているはずの世代の方の琴線に触れている。
その様を見て、遠い昔セブンティーナ(?)だった私の胸にまで、思わず熱いものがこみ上げたのです。
もしもボーカロイドが無かったら。
そうであったら間違いなく、私は彼女たちと出会うことはなかったはずです。
ですから、彼女たちの生の青春を共有できただけでも、ボーカロイドシーンを追いかけてきた努力が報われたように感じるのです。
ああ、どうか、彼女たちも10年後に、10年後のセブンティーナ達と出会えますように。
そして欲を言えば、それが私たちの愛するボーカロイドシーンでの出来事でありますように。
来るべき10年後の未来に対する期待を抱いて、セブンティーナの少し先からそう祈りたくなってしまうのです。
以上、2018年ボカロ10選でした。
(アップロードの準備をしている間に年も明けてしまったので、)あとがきもごく簡単に。
今年は歌詞聴かないマンを自称している私にしては随分歌詞を聴いてきた1年でした。
特に傘村トータさんの歌詞には過去11年でトップクラスに泣かされました。
来年も、もっともっと色々な聴き方でVOCALOIDに食らいついていけたらいいなと思います。
以上!
2019/01/01
2018/05/29
”リズと青い鳥”感想
突然だけど"リズと青い鳥"を観てきたので感想を書こうと思う。
ネタバレを自重しないのでこれから観る予定の方はご注意を。
動機は、山田尚子監督&吉田玲子脚本の"けいおん!"、"たまこラブストーリー"コンビで元々気になっていたのと、某フォロウィさんが絶賛されていたことに触発されたから。
"響け!ユーフォニアム"はアニメ1期しか観ていないのだが、ユーフォを知らずにいきなり行っても問題ないとの噂だったので、特に心配せずに映画館に突撃した。
(ちなみに実際に観てみた結果、ユーフォ未視聴でも殆ど問題なく楽しめると私も思う)
メッセージ性が少なくて音と描写でグイグイ押してくる作品だったので、文章で感想が書きづらいのだが、せっかく面白かったので何か書いておこうかなーと。
では以下からネタバレも有りで書いていく。
まず感じたのは、"ユーフォ"と比較して主要人物の人柄が抜群に良いことw
"ユーフォ"は自分の実力を鼻にかけた目立ちたがり屋やデリカシーのかけらも無い女ばかり出てきて、痛快なくらいにカスの集まりだった(これはこれで褒めてる。吹部にはわりといるよね、ああいう子たち!w)。
しかし"リズ"では、主人公格のみぞれと希美、そして同級生の夏紀、優子、後輩の梨々花、講師の新山先生に至るまで、ここは本当にあの北宇治高校吹奏楽部なのか?と首をひねりたくなるほど真っ当な人格者が揃っている。
例えば、3年生同士がみんな下の名前で呼び合っていることからは、4人の関係が非常に良好であるとわかる。
何せ寡黙で馴れ合いを好まないみぞれですら同級生の間では下の名前で呼び合う仲なのだ。
あの態度では「ノリの悪いやつ」と仲間外れにされてもおかしくないはずなので、3年生の間で独りを好むみぞれの性格が受け入れられ、そして善良な本質がきちんと理解されていることに感心した。
また、梨々花を初めとするダブルリードの後輩たちの態度からも、みぞれの善良さが見て取れた。
一緒に遊びに行こうとみぞれを誘う仕草は決して社交辞令で声を掛けている人間のそれではなかったし、あだ名で呼んでみたり希美に相談してみたりする梨々花の懸命な姿からは、心から慕っている先輩との距離を何とか詰めたいと願ういじらしさが伝わってきて胸が熱くなった。
ともあれこの主要人物の人柄を見るに、"リズ"が描きたかったものは"ユーフォ"とは異なっていて、単なる延長線上の番外編として作ったわけではないのだろうなと感じた。
逆に"ユーフォ"の魅力を存分に引き継いでいた点としては、物語上大事な描写を台詞ではなく演奏で見せていた点が挙げられる。
この点に関しては、やはり作中楽曲"リズと青い鳥"第3楽章のオーボエ(みぞれ)とフルート(希美)のソロが象徴的だった。
例えば冒頭の2人だけで吹いてみるシーンでは恐る恐る音を出して。
また、滝先生に注意されるシーンでは非常に物足りなく(私などは橋本先生の如く眉根を寄せてしまった)。
そして、みぞれが目覚めたシーンでは息を呑むほどの鮮やかさで伸びやかに――。
こうした台詞ではなく演奏で物語の意図を伝える表現は"ユーフォ"でも度々見られたけれど、"リズ"も十二分に私たちの期待に応えてくれていた。
正直この表現だけでも観に行った甲斐があるというものだ。
それから冒頭にも書いたことだが、"リズ"の監督と脚本は"たまこラブストーリー"の方々なので、その血も流れているように感じた。
例えば後半(みぞれ覚醒以降)に物語の中心が希美に移る展開からは、転換点となる演奏シーンのドラマティックな描写もあって、飛び石のシーン前後で主人公を入れ替えた"たまこラ"が想起された。
また、大空に飛び立とうとするみぞれに対する希美のわだかまりが解消した時点でスパッと終わってしまう潔さも"たまこラ"的。
更に、もはや言うまでもなく、台詞に頼らず映像や音楽をフルに使う描写方法も"たまこラ"、ひいては"けいおん!"から脈々と受け継がれてきた手法である。
ただし、"リズ"は"たまこラ"と比較してもかなり重厚な雰囲気の作品で、"たまこラ"のフレッシュなライトボディとは違ってフルボディの渋味がある。
"リズ"は涙腺よりも胸に来る映画かなと。
とまあ色々書いてきたけれど、個人的にはやっぱり、9年経って"けいおん!"の手法がここまで進化したのかという感動が大きかったかな。
観てよかったし充分面白かった。皆も興味が湧いたらぜひぜひ観に行ってほしい。
2017/06/22
2017年上半期VOCALOID10選
今年もやります上半期10選。
なんと今年は上半期だけで10選が作れる……! 気がついたら既にチェック曲数が昨年の3/4くらいあるのよね、びっくり。
選考対象、選考基準は昨年の10選から変わらず、今年公開されたVOCALOID、UTAU、CeVIO歌唱楽曲 のうち「印象に残った曲、私自身が好きな曲」。
では早速、今回も公開日時順にご紹介。
1. やんかな / "言い訳DAYS" (1/2投稿)
ゼロ年代アニソンっぽい4つ打ち。あまり詳しくないのでアレだけど、I've Soundの血統を感じる。ボカロ的にはポップめなヴォーカリオンになるのかな。
要所要所のキメのリズムとか、サビ4、8小節目の「シュー、パンッ」ってSEとか、とても好き。世代的にこの曲調直撃なので抗えないのよね……ということで10選に選出。
ボーカルがOИEなのでめちゃくちゃ自然な歌唱なのもポイント。やっぱりOИEはすごいわ。
2. HastyHat / "Paradise Awaits" (1/10投稿)
ぶっといサウンドが気持ちいいバウンス系EDM。
HastyHatさんは灯辻さん(@s1eeping_sheep)のおすすめで知った、上質なクラブサウンドを量産されている方。本作も線の太さと粗の無さに目を見張るものある。
というわけで、こんなにすごいクラブ系Pがいらしたことにインパクトを受けたので10選入り。特に本作のバウンスらしいダサフレーズは、テンションブチ上がるので最高なのよねw(語彙が弱い
3. くらげP / "トラッシュ・アンド・トラッシュ!" (1/31投稿)
本半期の私的最高金賞。3回連続くらげPはやり過ぎな気もしたけれど、それぞれに最高金賞たる理由があったのでこれで正解だと思っている。
キレの良いバンドサウンドの爽快さはいつも通りのくらげP。本作を最高金賞に選んだ理由はむしろ歌詞にある。無力な自他を正義によって裁いていく正しさと空しさに非常に強い衝撃を受けて、感情移入したのよねえ。
4. 40㍍P / "大正ロマンチック" (2/18投稿)
バンドサウンド主体で、さらにストリングスやアコーディオンを加えたポップ。
「風呂敷の中にミルクチョコレート」、「女性の私もいつかは選挙に参加できるかな?」等々、大正14年当時の世相風俗を前面に押し出した歌詞が印象的。
一方で、恋人に会いに行く女の子の胸のときめきは今と変わらず、とてもピュアでかわいらしくもある。
いつの時代も恋とはかくあるものだよなぁと感動したので、これは10選選出だよなーと!
5. ポリスピカデリー / "ナーヴ・インパルス" (2/22投稿)
この方も昨年10選から連続で選出だね。大人っぽいハウスのビートに乗るボーカルは、もちろん闇音レンリ。
今までバンドサウンドがメインだったポリスピカデリーさんが今回はど直球のハウスで、しかもそれが今までに負けず劣らず圧巻の完成度だったので10選に。
全体に渡って本当に素晴らしい出来なのだけれど、特に最初の1小節の「ミドミミファ」は一気に引き込まれるようなパワーがあって好きだなー。
6. サイゼP / "スーパーマーケット☆フィーバー" (2/24投稿)
ミクウナデュオのハイテンションダンスロック。
昨年の「ちがう!!!」のヒット以来、着実に存在感を増しているサイゼP。本作はテンションに起伏がある分ダイナミックな分、これまでより一段上の説得力があった。言い換えるとつまり、サウンドや構成面の腰が下りていて安定感があるって感じかな。
バカバカしいけれど思わず笑顔になってしまうような明るい歌詞も好き。ただ自炊のためにスーパーで買い物するだけの歌なのに、とても幸せになれる。
7. R Sound Design / "帝国少女" (3/9投稿)
ゆったりしたお酒の進む系バンドサウンド。
素朴なエレピとギターの音色、それからキャッチーなメロディがたまらなく心地よい。あっさりしたサウンドであるが故に何回リピートしても飽きないという強みもある。
そんなわけで今半期は何度もこの曲をリピートしたし、他に代わるもののない作品なので10選入り。
8. くらげP / "ビースト・ダンス" (3/14投稿)
くらげP2曲目。ほんと好きだなあ、私も……。
こちらもキレの良いロックだけれど、「トラッシュ・アンド・トラッシュ!」よりはややキー低めでダークな印象。
こちらは感情移入ではなく、そういう生き方もあるのかという気づきがあった。と同時に、その生き方の救われなさに哀しくなったりした。
歌詞も曲も良いけれど、音街ウナの歌唱力の高さにも注目してほしい。今のVOCALOIDでは間違いなくトップクラスの性能の持ち主なので。
9. Torero / "C.H.O.I.C.E" (4/1投稿)
レン、GUMI、ミク、リン、ルカと5人ものボーカルを迎えた、キュートでキャッチーなドラムンベース。
ライトな絵面とピコピコサウンドがかわいらしく、ゴリゴリのクラブサウンドやラップが苦手な人でも楽しめるんじゃないかなー。4人の女の子が1人の男の子に迫るという修羅場展開もほほえましいし。
ちなみにこの曲ははじめあんまりピンとこなかったのだけれど、クラブを含めて何度か聴いてるうちにドハマリした。DnB Stepを踏みやすいのも楽しいのよねー。
10. EyesOnly / "シグナル" (4/15投稿)
週刊UTAUランキング#441、442の連覇作品にして今半期最高級のバラード。
すっかりUTAU界のスターとなった闇音レンリ。これだけたくさんの人が使っていれば、こういう傑作が出現するのも当然なのかもしれない。
音数を絞ったA、Bメロから一気に盛り上がるサビへのギャップ、人間よりも人間臭いレンリの強み、その他メロディと言いアレンジと言い疑うべき点がない一流作品だわ。
以下あとがき。
2017年6月22日時点での再生数平均値157957、中央値88112。最大値は「トラッシュ・アンド・トラッシュ!」の445338、最小値は「Paradise Awaits」の796。
今回はメジャーなのからマイナーなのまで幅広く選べたかな。CeVIOとUTAUがしっかり入ってるのも我ながらバランス良い。
しかし上半期だけでもいい感じに選定に悩んだので、年間は大激戦になるんだろうなあ……。
この半年のボカロシーンの感想としては、2016年も遠くなりにけりといった感。
四天王は門番として健在とはいえすっかり下位に落ち込んでいるし、あれほど猛威を奮ったナブナさん勢も昨年ほどの勢いはない。
変わって2017年上半期のトレンドはバルーンさん勢と#コンパスコラボ曲、そして何より現代の王者ナユタン星人さん。この辺はみんな昨年の新興勢力だし、いよいよポストGR世代の本領発揮なのかなー。
タカオカミズキさんの「色彩」カバーやkemuさんの「拝啓ドッペルゲンガー」等、単発の大ヒット作も出ていることだし、シーン全体が活気ある状態で安定していてとても良いと思いますね。
さてさて、下半期もどんなビッグイベントがあることやら……!
なんと今年は上半期だけで10選が作れる……! 気がついたら既にチェック曲数が昨年の3/4くらいあるのよね、びっくり。
選考対象、選考基準は昨年の10選から変わらず、今年公開されたVOCALOID、UTAU、CeVIO歌唱楽曲 のうち「印象に残った曲、私自身が好きな曲」。
では早速、今回も公開日時順にご紹介。
1. やんかな / "言い訳DAYS" (1/2投稿)
ゼロ年代アニソンっぽい4つ打ち。あまり詳しくないのでアレだけど、I've Soundの血統を感じる。ボカロ的にはポップめなヴォーカリオンになるのかな。
要所要所のキメのリズムとか、サビ4、8小節目の「シュー、パンッ」ってSEとか、とても好き。世代的にこの曲調直撃なので抗えないのよね……ということで10選に選出。
ボーカルがOИEなのでめちゃくちゃ自然な歌唱なのもポイント。やっぱりOИEはすごいわ。
2. HastyHat / "Paradise Awaits" (1/10投稿)
ぶっといサウンドが気持ちいいバウンス系EDM。
HastyHatさんは灯辻さん(@s1eeping_sheep)のおすすめで知った、上質なクラブサウンドを量産されている方。本作も線の太さと粗の無さに目を見張るものある。
というわけで、こんなにすごいクラブ系Pがいらしたことにインパクトを受けたので10選入り。特に本作のバウンスらしいダサフレーズは、テンションブチ上がるので最高なのよねw(語彙が弱い
3. くらげP / "トラッシュ・アンド・トラッシュ!" (1/31投稿)
本半期の私的最高金賞。3回連続くらげPはやり過ぎな気もしたけれど、それぞれに最高金賞たる理由があったのでこれで正解だと思っている。
キレの良いバンドサウンドの爽快さはいつも通りのくらげP。本作を最高金賞に選んだ理由はむしろ歌詞にある。無力な自他を正義によって裁いていく正しさと空しさに非常に強い衝撃を受けて、感情移入したのよねえ。
4. 40㍍P / "大正ロマンチック" (2/18投稿)
バンドサウンド主体で、さらにストリングスやアコーディオンを加えたポップ。
「風呂敷の中にミルクチョコレート」、「女性の私もいつかは選挙に参加できるかな?」等々、大正14年当時の世相風俗を前面に押し出した歌詞が印象的。
一方で、恋人に会いに行く女の子の胸のときめきは今と変わらず、とてもピュアでかわいらしくもある。
いつの時代も恋とはかくあるものだよなぁと感動したので、これは10選選出だよなーと!
5. ポリスピカデリー / "ナーヴ・インパルス" (2/22投稿)
この方も昨年10選から連続で選出だね。大人っぽいハウスのビートに乗るボーカルは、もちろん闇音レンリ。
今までバンドサウンドがメインだったポリスピカデリーさんが今回はど直球のハウスで、しかもそれが今までに負けず劣らず圧巻の完成度だったので10選に。
全体に渡って本当に素晴らしい出来なのだけれど、特に最初の1小節の「ミドミミファ」は一気に引き込まれるようなパワーがあって好きだなー。
6. サイゼP / "スーパーマーケット☆フィーバー" (2/24投稿)
ミクウナデュオのハイテンションダンスロック。
昨年の「ちがう!!!」のヒット以来、着実に存在感を増しているサイゼP。本作はテンションに起伏がある分ダイナミックな分、これまでより一段上の説得力があった。言い換えるとつまり、サウンドや構成面の腰が下りていて安定感があるって感じかな。
バカバカしいけれど思わず笑顔になってしまうような明るい歌詞も好き。ただ自炊のためにスーパーで買い物するだけの歌なのに、とても幸せになれる。
7. R Sound Design / "帝国少女" (3/9投稿)
ゆったりしたお酒の進む系バンドサウンド。
素朴なエレピとギターの音色、それからキャッチーなメロディがたまらなく心地よい。あっさりしたサウンドであるが故に何回リピートしても飽きないという強みもある。
そんなわけで今半期は何度もこの曲をリピートしたし、他に代わるもののない作品なので10選入り。
8. くらげP / "ビースト・ダンス" (3/14投稿)
くらげP2曲目。ほんと好きだなあ、私も……。
こちらもキレの良いロックだけれど、「トラッシュ・アンド・トラッシュ!」よりはややキー低めでダークな印象。
こちらは感情移入ではなく、そういう生き方もあるのかという気づきがあった。と同時に、その生き方の救われなさに哀しくなったりした。
歌詞も曲も良いけれど、音街ウナの歌唱力の高さにも注目してほしい。今のVOCALOIDでは間違いなくトップクラスの性能の持ち主なので。
9. Torero / "C.H.O.I.C.E" (4/1投稿)
レン、GUMI、ミク、リン、ルカと5人ものボーカルを迎えた、キュートでキャッチーなドラムンベース。
ライトな絵面とピコピコサウンドがかわいらしく、ゴリゴリのクラブサウンドやラップが苦手な人でも楽しめるんじゃないかなー。4人の女の子が1人の男の子に迫るという修羅場展開もほほえましいし。
ちなみにこの曲ははじめあんまりピンとこなかったのだけれど、クラブを含めて何度か聴いてるうちにドハマリした。DnB Stepを踏みやすいのも楽しいのよねー。
10. EyesOnly / "シグナル" (4/15投稿)
週刊UTAUランキング#441、442の連覇作品にして今半期最高級のバラード。
すっかりUTAU界のスターとなった闇音レンリ。これだけたくさんの人が使っていれば、こういう傑作が出現するのも当然なのかもしれない。
音数を絞ったA、Bメロから一気に盛り上がるサビへのギャップ、人間よりも人間臭いレンリの強み、その他メロディと言いアレンジと言い疑うべき点がない一流作品だわ。
以下あとがき。
2017年6月22日時点での再生数平均値157957、中央値88112。最大値は「トラッシュ・アンド・トラッシュ!」の445338、最小値は「Paradise Awaits」の796。
今回はメジャーなのからマイナーなのまで幅広く選べたかな。CeVIOとUTAUがしっかり入ってるのも我ながらバランス良い。
しかし上半期だけでもいい感じに選定に悩んだので、年間は大激戦になるんだろうなあ……。
この半年のボカロシーンの感想としては、2016年も遠くなりにけりといった感。
四天王は門番として健在とはいえすっかり下位に落ち込んでいるし、あれほど猛威を奮ったナブナさん勢も昨年ほどの勢いはない。
変わって2017年上半期のトレンドはバルーンさん勢と#コンパスコラボ曲、そして何より現代の王者ナユタン星人さん。この辺はみんな昨年の新興勢力だし、いよいよポストGR世代の本領発揮なのかなー。
タカオカミズキさんの「色彩」カバーやkemuさんの「拝啓ドッペルゲンガー」等、単発の大ヒット作も出ていることだし、シーン全体が活気ある状態で安定していてとても良いと思いますね。
さてさて、下半期もどんなビッグイベントがあることやら……!
2017/01/09
私がボカクラと出会った話
●はじめに
VOCALOIDクラブイベント、略してボカクラ。
昨年の11月に初めて足を運んでからの2ヶ月間、取り憑かれたようにボカクラに通いつめたので、ここで一つ今の気持ちを記録しておこうと思う。
もしこの記事を読んでいる人がボカクラ通いの先輩であれば、「へえ、ハマりたての人はそんな風に感じるのか」と思いながら読んでくれればいいし、ボカクラ参加経験の無い人なら「なるほど、ボカクラってそんなところなのね」と思いながら読んでくれれば幸い。
まあ、記録したくなった一番の理由は「未来の自分が読むだろうから」なのだけれど、せっかくだから人に読んでもらえるここに書こうかなと。
●ボカクラに出会う前の私について
ボカクラの話を始める前に、ボカクラに出会う前の私のプロフィールを明らかにしておこう。
ボカロとの出会いは2007年、本格的にハマったのはリンレン発売の頃で、それ以来ずっとニコニコ動画を中心にボカロシーンを追いかけてきた。
特に週刊VOCALOIDランキング(ぼからん)は約470週に渡ってずっとチェックしてきたので、事実上このシリーズが私のボカロファンとしての軸足であると言っていい。
2010年あたりからはTwitterに入り浸るようになったので、ボカクラに出会う前の私を端的に言うと、「ぼからんを見ながらTwitterでボカロの話をする人」と言ったところだろう(というか、これは今でも変わっていない)。
一方で、ボカクラのことは2016年に入るまで存在すら知らなかった。
VOC@LOID NIGHT Vol.2 remix tracksあたりは好きだったけれど、これが本来流されるべきクラブイベントという場などまるで想像の外で。
「クラブイベント」といえば「不良っぽい人が夜通しお酒を飲んだりクスリを打ったりして騒ぐ場所でしょ?」という印象だった。今考えるとヒドい印象だな……。
また、マジカルミライのようなライブイベントすら行かない出不精でもあったので、私にとってのボカロとは本当に自宅でスクリーン越しに楽しむものだったのである。
●ボカクラとの出会いの顛末
それでは、そんなクラブのクの字も知らない私がなぜボカクラと出会ったのか。そのきっかけを説明しようと思う。
まず、ボカクラという文化を知ったきっかけは旧知のボカロファンの方がハマり始めたこと。
このブログ記事に見覚えのある方もいるのではないだろうか、「ただのボカロ好きが、生まれて初めてクラブに行ってみた」のたんぽぽさんこそがその方。
この方を介してボカクラが好きな方々とフォロー関係になり、徐々に私はボカクラ文化圏を認識していったのである。
そして、ひょんなことからこの方が私をボカクラに連れて行ってくれるという話になったのが、2016年の11月上旬。
ちなみに、この時点では「そんなに面白いと言うのなら、どれ、一度この目で見てやろうじゃないか」とそこそこ冷めた態度でいた。
まさか翌週からほぼ毎週ペースで通うことになるとは思いもよらず……。
まあ、そんなわけで初めて連れて行かれたボカクラ。
この時の会場は、普通のバーの奥の方に、DJブースと数人で窮屈になってしまうほどの小さなスペースが付いた場所で。
なるほど、ボカクラってこういう雰囲気なのねと独り合点して、ずっと座ってお酒を飲みながらその日初めてお会いした方とオフ会のノリでお喋りをしていた。
知らないボカロ曲や懐かしいボカロ曲が流れてくる環境でお喋りするのは楽しかったけれど、正直なところ、これだけだったら今ほどハマることはなかったと思う。
実のところ、私がボカクラに本格的に魅せられたのは、この翌日なのである。
偶然にもこの翌日に別のイベントがあるというので、まあ楽しかったしせっかく誘っていただいたし……ということで翌日のイベントにも行ってみることにしたのだ。
次の日は現地集合だったので、一人で会場に向かった。
「ちょっと怖いな」なんて思いながらビルの地下に続く暗くて狭い階段を降りて、会場のドアを開けて。
奥のフロアから漏れてくる音を聞きながら、バーカウンターと兼用のこじんまりとした受付で入場料を払って、音が聞こえてくる奥のフロアへと歩を進めて。
そしてフロアの光景を見回して、あっ、と心の中でつぶやいた。
どーんとだだっ広い空間。 椅子も机もほとんど無い!?
明滅するライトに照らされて、大音量の音楽を浴びながら、みんな揺れたり踊ったりしている。
その光景を見たら、もう「これは明らかに昨日と違うぞ」と。
そして次の瞬間には「これは踊るしかないな」と腹をくくった(前日にお会いした方がみんな踊るタイプの方だったせいで、当時は「クラバーは皆踊るんだ」と勘違いしていたのだ)。
仕方がないので、見様見真似で踊ってみたり、前日お知り合いになった方にステップを教わったりして、とりあえず身体を動かしてみることに。
初めてだから当然上手くできないし、人前で踊るなんて恥ずかしいし、初めはかなり心がくじけそうになった。
でも、少し慣れてきたら、ビートに合わせて動くのが思ったより楽しくて。そういえば吹奏楽やってた時はよくフリを付けて演奏してたな、なんて昔のことを思い出したりもして。
ついでに、数年前にお会いしたことのあるボカロ好きの方と偶然再会してお話したりもできて。
そんなわけで、帰宅する頃には「結構楽しかったな、またいつか行きたいな」とすっかりハッピーな気分になっていた。
とはいえ、この時点では1週間もしない間にまた行くなんて思ってなかった。上述の「いつか」は数ヶ月後、数年後のイメージだったのだ。
ところが3日くらい経ったら無性にボカクラが恋しくなって、そのことで頭が一杯になってしまった。
きっと、あの初体験は自分で思っていた以上に衝撃的で楽しかったのだろう。
音楽を浴びたい。ビートに合わせて踊りたい。一日中そんなことばかり考えてしまって。ああ、もうこれはだめだ、衝動に抗えない……。
そう思った私は、早速その週末に次のボカクラに足を運び、そしてそれから2ヶ月間、暇さえあればボカクラへ行く生活をすることになったのである。
以上、これが私とボカクラの出会いの顛末。
クラブに無縁だった普通の人間が、ボカクラに出会って魅了された始まりの物語だ。
●あとがき
さて、私がボカクラと出会うまでの話を備忘録代わりに書いてみたわけだが、果たしてそもそもこんな個人的な話を最後まで読んでくれた方はいるのだろうか……。
本当は今の私が感じているボカクラの楽しさや、クラブで聴いて印象的だったボカロ曲の話もするつもりだったのだが、思った以上に文量が増えてしまったので、それらは後日に譲ろうと思う。
最後に余談。今年はまだ1度もボカクラに行けていないので、身体がうずきまくって落ち着かない状況である。
1月中旬からはどんどん行く予定もあるので、それまでは仕方なく家の中でステップを踏んで慰めるつもり。
はあ、早く行きたいなあ……待ち遠しいなあ……。
2016/12/25
2016年VOCALOID10選
今年もやってきましたボカロ10選の季節。
選考基準は「印象に残った曲、私自身が好きな曲」。 選考対象は今年公開されたVOCALOID、UTAU、CeVIO歌唱楽曲。
上半期10選の入落選は考慮せず、今(2016年末)の私が選んだ今年の2016年ボカロ10選という体でいきます。
では早速、公開日時順にご紹介。
1. Orangestar / "Alice in 冷凍庫" (2/17)
上半期5選から続投。今年1番の「神が見える」曲。
ハーモニーは薄く、打ち込み感の強いサウンドは必ずしもリッチでない。
しかし、だからこそ、本作はその真価をまざまざと見せ付けてくるのだ。
過剰な伴奏に邪魔されない広々と空いた空間で歌うIAは、時にさえずる小鳥のように、時に大空を舞う白鳥のように、自由自在で伸びやかな表現を聴かせてくれる。
たとえVOCALOIDより情報量に優る人間であってもこれほど自由に歌うことはきっと容易ではない。歌を自分のものにし、歌そのもので聴き手を魅了する本作のIAは、もはや言葉を失うほどの神々しさである。
2. くらげP / "チュルリラ・チュルリラ・ダッダッダ!"(2/22)
これも上半期5選から続投。「ボカロって楽しい!」と、数年ぶりに私に思わせてくれた曲。
高速シャッフルビートに刺激的なサウンド、そして何より間奏のコール&レスポンスが最高に楽しい。誘われるままに「さー、さー、密告だ!」「チュルリラ・チュルリラ・ダッダッダ!」と繰り返せば、熱狂の波に心が踊る。
鮮やかな紫背景にアンチック体で綴られる歌詞の視覚的なインパクトも充分(そして何よりゆかりがかわいいんだ)。
これはいつかボカクラで浴びてみたいなあ。絶対楽しいと思うのよね!
3. FALL / "ワンデイ イン ザ レイン" (4/23)
今年のUTAU枠その1。そして今年最もお気に入りだったR&B。
R&Bらしいウェットなサウンドはしとしと降る雨をぼうっとながめているよう。繰り返される「あめふりしとしと」のフレーズも印象的。
とかく、聴けば聴くほど曲の世界観に引き込まれる。シンコペートしたビートに身を預けていつまでも揺れていたくなるような、極上の心地よさが本作最大の魅力だ。
ボーカルは雨歌エルと雪歌ユフ。この文章を書き始めるまですっかり失念していたのだが、エルは昨年の「永遠なんて知らないよ」に続いて2年連続の選出になった。お見事。
4. みきとP / "39みゅーじっく!" (6/29)
「マジカルミライ2016」のテーマソング。ボカロシーンが空前の大好況に沸いたこの1年を象徴するような、景気の良いEDM。
本作の魅せどころは曲、詞、そして映像と、さながら三所攻めの形である。
まず曲については、とにかくベースがめちゃくちゃカッコいい。唸るような弦の鳴りと跳ね回るビートを聴けば、無意識に身体が動いてしまう。
詞も興味深い。今や世界を股にかけるスターとなったHatsune Mikuが、「NIPPONの魂」、「日は出づるぞ」と非常に日本を意識した歌を歌うということ。これは彼女なりの故郷に対するサービスなのではないかと思われてならない。
そして映像。前記マジカルミライの時のライブ映像がYouTubeで公開されていたのだが、冒頭のキメと言いランニングマンのキレと言い、超カッコいい。ああ、マジカルミライ行っておけばよかったなあ……。
5. ナブナ / "ラプンツェル" (7/6)
当代屈指の人気P、ナブナさんの名曲。
今年のナブナさんと言うとぼからんに毎週4曲も5曲も載せてたりしていたのが印象的なのだが、まあそれはそれとして、今年の新作では本作が圧巻の出来だった。
本作の1番の魅力は、何と言っても途切れぬ緊張感だろう。細糸をピンと張りつめたような糸のような歌い出し。しかもサビで解放するのかと思いきや、そこで更に絞り上げる意外な展開。
温かで柔らかな音色に包まれながら、リラックスどころか呼吸さえ苦しくなるほどの緊張を味わわされるギャップは、正しく今年屈指の名曲と確信している。
6. ナユタン星人 / "飛行少女" (7/13)
誰もが認める2016年の顔、ナユタン星人さんのロック曲。
驚け、上半期5選選出曲のエイリアンエイリアンを外して本作を10選に入れたぞw というか、むしろ選んだ私自身もびっくりだったり。
エイリアンエイリアンは確かに名曲だ。うん、疑うべくもない。じゃあなんでこちらを10選に選んだのかというと、「ナユタン星人さんが聴きたい」と思った時に最初に選んでたのが高確率で本作だったからなんだよね。
決め手はやっぱり、速めのBPMから来るノリの良さと、下から迫り上がってくるようなサビメロ。相撲で喩えると下から下から突っ張られて5小節目の「Wow! Woh!」で完全に仰け反らされる感じなの。
ついでにギターも2小節単位で上昇形のパターンを弾いていて、サビ全体が迫り上がる形になっているし。
それから不協和で解決感の薄い音を多用しているのも好き。その場で止まらずにどんどん前へ進んで行く感覚になるよね。
あれこれ語っちゃったけど、 ナユタン星人さんらしさたっぷりの傑作なので、チェックしてない人はぜひ。
7. narry / "tanzanite" (7/23)
narryさん渾身のピアノバラード。
narryさんはこれまでポストロックサウンドでバラードを作ってこられていた方で、他の方で喩えるとkeenoさんを少しキラキラにしたような作風の方だったのね。
それが本作では趣向を変えて、ピアノ1台だけという腹の据わった編成のバラードで勝負してきた。しかもこれが超本気の名曲で、歌もオケも鬼気迫る説得力ときた。
これまでのnarryさんを知っていたからこそひときわ度肝を抜かれたんだよね。今までとは全然違う震え上がるような迫力が、もう耳に焼き付いて離れなくなった。
narryさんを知っている人も知らない人も、ぜひ1度は聴いてみてほしい名曲。
8. くらげP / "キライ・キライ・ジガヒダイ!" (7/25)
くらげPから2作目の選出、そして2016年の私的最高金賞作品。
最大の「好き」を捧げたい。本当に心の底の底まで全部掻っさらわれた。 9年間ボカロを聴いてきた中でもこれほど心奪われた曲は数えるほどしかない。詞、曲、歌、そして動画、どこを取っても非の打ち所がないくらいに好き。
その中でも特に詞は衝撃的だった。愛に飢え渇いて自我ばかり肥らせた怪獣の顛末はまるで自分のことを歌われているかのようで、非常に強く共感させられた。「あいされたい」、「ほめられたい」、そして「ゆるされたい」……本当にその通りなんだよねえ……。
また音の面でも魅力充分で、ギラギラしたバンドサウンドにソリッドなウナの歌声が映えること映えること。ウナはソリッドで主張の強い歌声である上に情報量も多いので、今のボカロでは頭一つ抜けていると言っていいレベルだよね。
正直、好きすぎてうまく文章にできないのだけれど、それでも冒頭書いたとおり、本作こそが今年の私的最高金賞作品なのだわ。
9. ポリスピカデリー / "Sugar Guitar" (8/23)
今年のUTAU枠その2。今年のUTAUシーンを牽引したポリスピカデリーさんの、レンリ曲3作目。
ポリスピカデリーさんと言えば「神調教の人」というイメージが強いけれど、それは本質ではない。調教が凄いのはこの方の作品なら「当たり前」であって、その上でこれほど完成度の高い曲を作り上げてしまうところがポリスピカデリーさんの神髄なのだ。
「曖昧さ回避」も「Cynic」も確かに凄かった。しかしあの2曲にはまだどこか調教の良さを過度に主張するような一種の嫌らしさがあったように思う。
しかしその点本作は違う。「Sugar Guitar」という曲そのものが猛烈に魅力的なのであって、調教の良さはそれを妨げない要素でしかない。
明るさの中にどこか切なさを感じるメロディ、2番Aメロの意表を突く南国風アレンジ、外国語のような独特の歌詞の載せ方等々、個性的で完成度の高いポリスピカデリーさんらしさ満点の作品なのだ。
10. はるまきごはん / "フォトンブルー" (10/22)
幻想的で感傷的で心揺り動かされるような、はるまきごはんさんのロック曲。
この曲の魅力は何と言っても歌声の質感だ。 聴き様によって泣き声のようにも聴こえるミクの歌声はまるで硬質で透明な硝子のよう。
この歌声でキザなほどに感傷的な詞を歌われると、思わず心を直接掴まれてがんがん揺り動かされるような感覚に陥ってしまう。
また、バックも含めたサウンド全体から放たれる非常に感傷的な響きは、もう絶品である。
特に、無音の1拍を挟んでから絶叫するように歌い始めるラストサビなど、あまりの美しさで思わずため息が出てしまう。
幻想的で感傷的で心揺り動かされるようなロック。そんなキーワードに惹かれる人にはぜひ本作を聴いておいてほしい。
以下あとがき。
2016年12月25日時点での再生数平均値502943、中央値が319001。最大値はチュルリラ・チュルリラ・ダッダッダ!の2144900、最小値はワンデイ イン ザ レインの8358。
昨年と比較すると、どの値も数~十数倍増加している。
おいおいメジャー志向にもほどがあるよ、私。シーン全体の伸びが良くなってるのもあるかもだけど、それにしてもねえ……。
まあ最近の私はわりとメジャー志向を意識しているところもあるので、それが数字に現れたってことですかね。来年はどうなることやら。
でもって軽く今年の総括。
2016年いいかげんにしろ。
何度そう言ったかわからない。2016年はボカロシーンにとって最高にエネルギッシュでエキサイティングな1年だった。
ゴーストルールのぼからん史上初4連覇から始まり、四天王の台頭、罪の名前ショック、Fukaseやウナ、レンリの活躍、年末の注目作ラッシュ等々、ボカロシーン始まって以来これほど盛り上がった年があっただろうかと考えてしまうほどの凄まじさ。
「チュルリラ・チュルリラ・ダッダッダ!」のくだりでも書いたけど、私自身 「そういえばボカロってこんなに楽しかったんだ!」と思うくらい楽しくて、詳細に語り始めたらとてもあとがきの分量でなくなってしまいそうだから書かないけどね。
曲チェックの方法は相変わらず、ぼかうたらん+みてれぅちゃんねるでの新曲チェックをベースにしてきた。それからTwitterでホットな新曲を拾ってみたり、おすすめされたのを聴いてみたり。この辺も例年通りだね。
ただ今年の11月からボカロ系クラブイベントに行くようになって、今までとは全然違うシーン、全然違う人達と触れ合うようになったので、これは今後影響するかもしれない。
話は逸れるけど、ボカクラの話はいずれ別の機会にちゃんと語っておきたい。2016年末現在めっちゃくちゃ楽しくて、来年も通う気マンマンなのよね。またいずれ機会があればこの話も。
閑話休題。
何度も繰り返すけど、2016年はボカロシーンにとって、そしてボカロファンたる私にとって特別な1年になった。
この勢いが今後も続いてくれることを、いやこれまで以上の勢いでシーンが発展してくれることを切に願う。
さあ、来年はどんな「2016年」がやってくるのかな、今から楽しみだ!
選考基準は「印象に残った曲、私自身が好きな曲」。 選考対象は今年公開されたVOCALOID、UTAU、CeVIO歌唱楽曲。
上半期10選の入落選は考慮せず、今(2016年末)の私が選んだ今年の2016年ボカロ10選という体でいきます。
では早速、公開日時順にご紹介。
1. Orangestar / "Alice in 冷凍庫" (2/17)
上半期5選から続投。今年1番の「神が見える」曲。
ハーモニーは薄く、打ち込み感の強いサウンドは必ずしもリッチでない。
しかし、だからこそ、本作はその真価をまざまざと見せ付けてくるのだ。
過剰な伴奏に邪魔されない広々と空いた空間で歌うIAは、時にさえずる小鳥のように、時に大空を舞う白鳥のように、自由自在で伸びやかな表現を聴かせてくれる。
たとえVOCALOIDより情報量に優る人間であってもこれほど自由に歌うことはきっと容易ではない。歌を自分のものにし、歌そのもので聴き手を魅了する本作のIAは、もはや言葉を失うほどの神々しさである。
2. くらげP / "チュルリラ・チュルリラ・ダッダッダ!"(2/22)
これも上半期5選から続投。「ボカロって楽しい!」と、数年ぶりに私に思わせてくれた曲。
高速シャッフルビートに刺激的なサウンド、そして何より間奏のコール&レスポンスが最高に楽しい。誘われるままに「さー、さー、密告だ!」「チュルリラ・チュルリラ・ダッダッダ!」と繰り返せば、熱狂の波に心が踊る。
鮮やかな紫背景にアンチック体で綴られる歌詞の視覚的なインパクトも充分(そして何よりゆかりがかわいいんだ)。
これはいつかボカクラで浴びてみたいなあ。絶対楽しいと思うのよね!
3. FALL / "ワンデイ イン ザ レイン" (4/23)
今年のUTAU枠その1。そして今年最もお気に入りだったR&B。
R&Bらしいウェットなサウンドはしとしと降る雨をぼうっとながめているよう。繰り返される「あめふりしとしと」のフレーズも印象的。
とかく、聴けば聴くほど曲の世界観に引き込まれる。シンコペートしたビートに身を預けていつまでも揺れていたくなるような、極上の心地よさが本作最大の魅力だ。
ボーカルは雨歌エルと雪歌ユフ。この文章を書き始めるまですっかり失念していたのだが、エルは昨年の「永遠なんて知らないよ」に続いて2年連続の選出になった。お見事。
4. みきとP / "39みゅーじっく!" (6/29)
「マジカルミライ2016」のテーマソング。ボカロシーンが空前の大好況に沸いたこの1年を象徴するような、景気の良いEDM。
本作の魅せどころは曲、詞、そして映像と、さながら三所攻めの形である。
まず曲については、とにかくベースがめちゃくちゃカッコいい。唸るような弦の鳴りと跳ね回るビートを聴けば、無意識に身体が動いてしまう。
詞も興味深い。今や世界を股にかけるスターとなったHatsune Mikuが、「NIPPONの魂」、「日は出づるぞ」と非常に日本を意識した歌を歌うということ。これは彼女なりの故郷に対するサービスなのではないかと思われてならない。
そして映像。前記マジカルミライの時のライブ映像がYouTubeで公開されていたのだが、冒頭のキメと言いランニングマンのキレと言い、超カッコいい。ああ、マジカルミライ行っておけばよかったなあ……。
5. ナブナ / "ラプンツェル" (7/6)
当代屈指の人気P、ナブナさんの名曲。
今年のナブナさんと言うとぼからんに毎週4曲も5曲も載せてたりしていたのが印象的なのだが、まあそれはそれとして、今年の新作では本作が圧巻の出来だった。
本作の1番の魅力は、何と言っても途切れぬ緊張感だろう。細糸をピンと張りつめたような糸のような歌い出し。しかもサビで解放するのかと思いきや、そこで更に絞り上げる意外な展開。
温かで柔らかな音色に包まれながら、リラックスどころか呼吸さえ苦しくなるほどの緊張を味わわされるギャップは、正しく今年屈指の名曲と確信している。
6. ナユタン星人 / "飛行少女" (7/13)
誰もが認める2016年の顔、ナユタン星人さんのロック曲。
驚け、上半期5選選出曲のエイリアンエイリアンを外して本作を10選に入れたぞw というか、むしろ選んだ私自身もびっくりだったり。
エイリアンエイリアンは確かに名曲だ。うん、疑うべくもない。じゃあなんでこちらを10選に選んだのかというと、「ナユタン星人さんが聴きたい」と思った時に最初に選んでたのが高確率で本作だったからなんだよね。
決め手はやっぱり、速めのBPMから来るノリの良さと、下から迫り上がってくるようなサビメロ。相撲で喩えると下から下から突っ張られて5小節目の「Wow! Woh!」で完全に仰け反らされる感じなの。
ついでにギターも2小節単位で上昇形のパターンを弾いていて、サビ全体が迫り上がる形になっているし。
それから不協和で解決感の薄い音を多用しているのも好き。その場で止まらずにどんどん前へ進んで行く感覚になるよね。
あれこれ語っちゃったけど、 ナユタン星人さんらしさたっぷりの傑作なので、チェックしてない人はぜひ。
7. narry / "tanzanite" (7/23)
narryさん渾身のピアノバラード。
narryさんはこれまでポストロックサウンドでバラードを作ってこられていた方で、他の方で喩えるとkeenoさんを少しキラキラにしたような作風の方だったのね。
それが本作では趣向を変えて、ピアノ1台だけという腹の据わった編成のバラードで勝負してきた。しかもこれが超本気の名曲で、歌もオケも鬼気迫る説得力ときた。
これまでのnarryさんを知っていたからこそひときわ度肝を抜かれたんだよね。今までとは全然違う震え上がるような迫力が、もう耳に焼き付いて離れなくなった。
narryさんを知っている人も知らない人も、ぜひ1度は聴いてみてほしい名曲。
8. くらげP / "キライ・キライ・ジガヒダイ!" (7/25)
くらげPから2作目の選出、そして2016年の私的最高金賞作品。
最大の「好き」を捧げたい。本当に心の底の底まで全部掻っさらわれた。 9年間ボカロを聴いてきた中でもこれほど心奪われた曲は数えるほどしかない。詞、曲、歌、そして動画、どこを取っても非の打ち所がないくらいに好き。
その中でも特に詞は衝撃的だった。愛に飢え渇いて自我ばかり肥らせた怪獣の顛末はまるで自分のことを歌われているかのようで、非常に強く共感させられた。「あいされたい」、「ほめられたい」、そして「ゆるされたい」……本当にその通りなんだよねえ……。
また音の面でも魅力充分で、ギラギラしたバンドサウンドにソリッドなウナの歌声が映えること映えること。ウナはソリッドで主張の強い歌声である上に情報量も多いので、今のボカロでは頭一つ抜けていると言っていいレベルだよね。
正直、好きすぎてうまく文章にできないのだけれど、それでも冒頭書いたとおり、本作こそが今年の私的最高金賞作品なのだわ。
9. ポリスピカデリー / "Sugar Guitar" (8/23)
今年のUTAU枠その2。今年のUTAUシーンを牽引したポリスピカデリーさんの、レンリ曲3作目。
ポリスピカデリーさんと言えば「神調教の人」というイメージが強いけれど、それは本質ではない。調教が凄いのはこの方の作品なら「当たり前」であって、その上でこれほど完成度の高い曲を作り上げてしまうところがポリスピカデリーさんの神髄なのだ。
「曖昧さ回避」も「Cynic」も確かに凄かった。しかしあの2曲にはまだどこか調教の良さを過度に主張するような一種の嫌らしさがあったように思う。
しかしその点本作は違う。「Sugar Guitar」という曲そのものが猛烈に魅力的なのであって、調教の良さはそれを妨げない要素でしかない。
明るさの中にどこか切なさを感じるメロディ、2番Aメロの意表を突く南国風アレンジ、外国語のような独特の歌詞の載せ方等々、個性的で完成度の高いポリスピカデリーさんらしさ満点の作品なのだ。
10. はるまきごはん / "フォトンブルー" (10/22)
幻想的で感傷的で心揺り動かされるような、はるまきごはんさんのロック曲。
この曲の魅力は何と言っても歌声の質感だ。 聴き様によって泣き声のようにも聴こえるミクの歌声はまるで硬質で透明な硝子のよう。
この歌声でキザなほどに感傷的な詞を歌われると、思わず心を直接掴まれてがんがん揺り動かされるような感覚に陥ってしまう。
また、バックも含めたサウンド全体から放たれる非常に感傷的な響きは、もう絶品である。
特に、無音の1拍を挟んでから絶叫するように歌い始めるラストサビなど、あまりの美しさで思わずため息が出てしまう。
幻想的で感傷的で心揺り動かされるようなロック。そんなキーワードに惹かれる人にはぜひ本作を聴いておいてほしい。
以下あとがき。
2016年12月25日時点での再生数平均値502943、中央値が319001。最大値はチュルリラ・チュルリラ・ダッダッダ!の2144900、最小値はワンデイ イン ザ レインの8358。
昨年と比較すると、どの値も数~十数倍増加している。
おいおいメジャー志向にもほどがあるよ、私。シーン全体の伸びが良くなってるのもあるかもだけど、それにしてもねえ……。
まあ最近の私はわりとメジャー志向を意識しているところもあるので、それが数字に現れたってことですかね。来年はどうなることやら。
でもって軽く今年の総括。
2016年いいかげんにしろ。
何度そう言ったかわからない。2016年はボカロシーンにとって最高にエネルギッシュでエキサイティングな1年だった。
ゴーストルールのぼからん史上初4連覇から始まり、四天王の台頭、罪の名前ショック、Fukaseやウナ、レンリの活躍、年末の注目作ラッシュ等々、ボカロシーン始まって以来これほど盛り上がった年があっただろうかと考えてしまうほどの凄まじさ。
「チュルリラ・チュルリラ・ダッダッダ!」のくだりでも書いたけど、私自身 「そういえばボカロってこんなに楽しかったんだ!」と思うくらい楽しくて、詳細に語り始めたらとてもあとがきの分量でなくなってしまいそうだから書かないけどね。
曲チェックの方法は相変わらず、ぼかうたらん+みてれぅちゃんねるでの新曲チェックをベースにしてきた。それからTwitterでホットな新曲を拾ってみたり、おすすめされたのを聴いてみたり。この辺も例年通りだね。
ただ今年の11月からボカロ系クラブイベントに行くようになって、今までとは全然違うシーン、全然違う人達と触れ合うようになったので、これは今後影響するかもしれない。
話は逸れるけど、ボカクラの話はいずれ別の機会にちゃんと語っておきたい。2016年末現在めっちゃくちゃ楽しくて、来年も通う気マンマンなのよね。またいずれ機会があればこの話も。
閑話休題。
何度も繰り返すけど、2016年はボカロシーンにとって、そしてボカロファンたる私にとって特別な1年になった。
この勢いが今後も続いてくれることを、いやこれまで以上の勢いでシーンが発展してくれることを切に願う。
さあ、来年はどんな「2016年」がやってくるのかな、今から楽しみだ!
2016/06/19
2016年上半期VOCALOID5選
今年のボカロが楽しすぎるので、思わず上半期10選を……と思ったんだけど、そんなに曲数聴いてないから5選で。
いつものことながら、「私自身が好きな曲、印象に残った曲」という基準で選んでるので、あしからず。
では早速、公開日時順にご紹介。
1. きくお/"のぼれ!すすめ!高い塔"(1/22)
年初から大ヒット作の続いた今年の、最初のマイヒットがこれ。いわゆる「指揮を振りたくなる曲」枠。
きくおさんってクラシックの素養のある方なんだろうなー、展開のダイナミクスと楽器の使い方が抜群に上手い。
歌詞も結構好き。どこかで聞いたことのあるような、ちょっぴりコワいループのお話。
2. Orangestar/"Alice in 冷凍庫"(2/17)
歌の中の歌。今年の曲で一番「歌」というものを意識させられた曲。
本作はとにかくオケが薄味で、最小限のビートとハーモニーしか用意されていない。
オケだけではあまりに無味乾燥であり、ゆえにごまかしの効かない「歌そのものを聴かせる曲」に仕上がっている。
そんな曲を歌っているのが、歌を数千年間独占し続けてきた人間ではなく、合成音声のシンガーなのだ。これがセンセーショナルでないわけがない。
「歌ってみろ」とIAが言っている。これはIAから人類への挑戦状なのだ――。
そう思うと、このシンプルな歌に底なしのオーラを感じてしまう。
3. くらげP/"チュルリラ・チュルリラ・ダッダッダ!"(2/22)
皆さんご存じ、今年上半期の私的最高金賞作品。
この作品は、何年ぶりだか思い出せないほど久しぶりに、「楽しい!」って思わせられた動画なのだわ。
音楽面、デザイン面、イラスト面といずれも鮮やかなコントラストで、よく出来てるなあと感心する。
しかしなんと言っても、この作品で最高なのは「ご唱和」なんだよね。
参加してなんぼのエンターテイメント動画、一緒にコメントをする楽しさこそ本作の神髄と言っても過言ではない。
とにかく動画を開いてコメの準備をしてみよう。さー、さー、密告だ!
4. 碧華/"そばかす"(3/30)
最近の私の10選では欠かせない存在となった、UTAU枠。
全くもって、今のUTAUの性能は目をみはるものがある。息を呑むような生々しさという点では、もはやどんなVOCALOIDも全く太刀打ちできないだろう。
今年は「Cynic」のヒットもあったので、普段UTAUを聴かない人にもそれが知れ渡ったはず(レンリだけがずば抜けてると思ったら大間違いだよ)。
本作もそういうUTAU神調教作品の一つで、もう笑っちゃうほどの情報量。
その上で「ほらほら、すごいでしょ? ね? ね?」みたいなわざとらしさがなくて、のびのび歌ってる感じがとても素敵。
数あるUTAU神調教作品の中でこれを選出した最大の理由が、この自然体な歌唱なのだわ。
5. ナユタン星人/"エイリアンエイリアン"(4/5)
ヒットソング枠。
まあ、他の選曲もわりとヒットソングばかりだけど、本作は投稿予告から知ってて、かつ期待以上だったからということで。
ナユタン星人さんって世間の評判ほど好きではなかったのだけれど、本作には惚れたねえ。
キャッチーで雑味がなくて、今までのナユタンさんとは一線を画す出来。デザインの良さもさすが。
以下あとがき。
いやあ、笑っちゃうくらいメジャー作品ばかりになった。
実はノミネート段階では埋もれ気味の傑作もそこそこあったんだけど、絞った時にみんな落としてしまった。
メジャーだからって理由で選んだわけじゃないけど、今年はメインストリームがめちゃくちゃ面白いので、結果的に印象に残りやすかったのでしょう。
しかし、上半期5選やった場合って、年末の10選はどういうルールにすればいいのかね。悩みそう……。
いつものことながら、「私自身が好きな曲、印象に残った曲」という基準で選んでるので、あしからず。
では早速、公開日時順にご紹介。
1. きくお/"のぼれ!すすめ!高い塔"(1/22)
年初から大ヒット作の続いた今年の、最初のマイヒットがこれ。いわゆる「指揮を振りたくなる曲」枠。
きくおさんってクラシックの素養のある方なんだろうなー、展開のダイナミクスと楽器の使い方が抜群に上手い。
歌詞も結構好き。どこかで聞いたことのあるような、ちょっぴりコワいループのお話。
2. Orangestar/"Alice in 冷凍庫"(2/17)
歌の中の歌。今年の曲で一番「歌」というものを意識させられた曲。
本作はとにかくオケが薄味で、最小限のビートとハーモニーしか用意されていない。
オケだけではあまりに無味乾燥であり、ゆえにごまかしの効かない「歌そのものを聴かせる曲」に仕上がっている。
そんな曲を歌っているのが、歌を数千年間独占し続けてきた人間ではなく、合成音声のシンガーなのだ。これがセンセーショナルでないわけがない。
「歌ってみろ」とIAが言っている。これはIAから人類への挑戦状なのだ――。
そう思うと、このシンプルな歌に底なしのオーラを感じてしまう。
3. くらげP/"チュルリラ・チュルリラ・ダッダッダ!"(2/22)
皆さんご存じ、今年上半期の私的最高金賞作品。
この作品は、何年ぶりだか思い出せないほど久しぶりに、「楽しい!」って思わせられた動画なのだわ。
音楽面、デザイン面、イラスト面といずれも鮮やかなコントラストで、よく出来てるなあと感心する。
しかしなんと言っても、この作品で最高なのは「ご唱和」なんだよね。
参加してなんぼのエンターテイメント動画、一緒にコメントをする楽しさこそ本作の神髄と言っても過言ではない。
とにかく動画を開いてコメの準備をしてみよう。さー、さー、密告だ!
4. 碧華/"そばかす"(3/30)
最近の私の10選では欠かせない存在となった、UTAU枠。
全くもって、今のUTAUの性能は目をみはるものがある。息を呑むような生々しさという点では、もはやどんなVOCALOIDも全く太刀打ちできないだろう。
今年は「Cynic」のヒットもあったので、普段UTAUを聴かない人にもそれが知れ渡ったはず(レンリだけがずば抜けてると思ったら大間違いだよ)。
本作もそういうUTAU神調教作品の一つで、もう笑っちゃうほどの情報量。
その上で「ほらほら、すごいでしょ? ね? ね?」みたいなわざとらしさがなくて、のびのび歌ってる感じがとても素敵。
数あるUTAU神調教作品の中でこれを選出した最大の理由が、この自然体な歌唱なのだわ。
5. ナユタン星人/"エイリアンエイリアン"(4/5)
ヒットソング枠。
まあ、他の選曲もわりとヒットソングばかりだけど、本作は投稿予告から知ってて、かつ期待以上だったからということで。
ナユタン星人さんって世間の評判ほど好きではなかったのだけれど、本作には惚れたねえ。
キャッチーで雑味がなくて、今までのナユタンさんとは一線を画す出来。デザインの良さもさすが。
以下あとがき。
いやあ、笑っちゃうくらいメジャー作品ばかりになった。
実はノミネート段階では埋もれ気味の傑作もそこそこあったんだけど、絞った時にみんな落としてしまった。
メジャーだからって理由で選んだわけじゃないけど、今年はメインストリームがめちゃくちゃ面白いので、結果的に印象に残りやすかったのでしょう。
しかし、上半期5選やった場合って、年末の10選はどういうルールにすればいいのかね。悩みそう……。
2016/01/11
2015年VOCALOID10選
既に年も開けたけれど、どうせ私自身が後々読み返すことになるので、きちんとまとめておく。
今年も私自身が好きな曲、印象に残った曲をチョイスした。
以下、公開日時順に紹介する。
1
regulus / "Schwarzer Regen"
1/5
DubSteloidタグが付いてるから、ジャンルはたぶんダブステップ。
今年上半期で最もよく聴いたボカロ曲は、恐らくこれだと思う。昨年まで知らなかったPなので、なおのこと印象強かった。
2012年の10選で、この曲と同じダブステップの曲「てんしょう しょうてんしょう」を選んだ時も、同じようなことを書いたんだけど、この曲も緩急の変化が超気持ちいい。
Bメロの低めの音域から一気に跳ね上がるサビの入り。サビ前半でのひずみエネルギーが後半でそのまま運動エネルギーへと変わる、弾性体のような音楽。
サウンドはダンスミュージックらしく結構音圧があるんだけど、必要十分な音しか鳴ってないから上品に聞こえる。完成度抜群というか、プロ顔負けって感じね。
2
lumo / "パーティクルパーティ"
1/21
ジャンルわからんな……KARENTの紹介ではテクノポップって書いてあった。
lumoさんというと2012年の「ネコンダクター」が印象的で、10選候補にも挙げてた記憶がある。当時は枠の関係で結局選べなかったんだけど、今年は文句なしの選出。
一番の魅力は、何といってもサビの「Party Time! Dancing Night!」でしょう。これが中毒性抜群で、気が付いたら口ずさんでたことが何度もあった。
チップチューン風味で複雑なリズムを多用する作風は、さすがのlumoさんサウンド。この雰囲気は聴いただけですぐlumoさんってわかる独特のものよね。
3
40㍍P / "Snow Fairy Story"
1/31
40さんらしいド直球のポップ。
メジャー曲推しの人からもマイナー曲推しの人からも、「えっ、その曲選ぶの?」って言われそう。その上1月だけで3曲目。いいじゃん、どう選ぼうと私の勝手でしょう?
40さんはここ数年なかなかぴんと来ないことが多かったんだけれど、この曲は第一印象からすこぶる良かった。嫌味でなく、ダサくもなく、絶妙なところに落としてきたと思う。
サウンドも構成も、すごくスタンダード。いつもの40さんって感じ。ただ、その「いつもの40さん」の領域内に、私の琴線に触れるかどうかのより狭い領域があるらしく、この曲はそこをぴたりと撃ち抜いてきたのよね。
特に一つ魅力を挙げるなら、サビ3小節目のコードが素敵だわ。
4
和泉蛍 / "永遠なんて知らないよ"
2/28
ポップなロック? ロックなポップ?
滑舌はいまいちだし、サウンドも曇り気味で、決して完成度の高い曲じゃないんだけど、それを覆すほどのメロディが最大の魅力。ちょっとハーモニーが強引な分、それをねじ伏せていくメロディの力強さに耳を奪われる。
こういう手作り感の残る曲はボカロならではだよねえ……と言いたいところなんだけど、この曲UTAUなのよね。ちょっと前までボカロの魅力だと思っていた要素が、UTAUに移った気がする2015年。
それはともかく、和泉蛍さんは今年屈指のマイヒットで、この曲の他にも「吸血っく†ヴぁんぱいあ!」とか「キョンシー㊥ぱんでみっく!」とか、かなり期待して聴いてたPだったり。ぼかうたらん同時ランクインなんかもされてたし、来年はますます活躍していただきたいわ。
5
DATEKEN / "東京ルミネッセンス"
4/12
ブギウギ。ジャンル名だけでインパクトあるなあ。
なんかDATEKENさんは毎年選出してる気が……と思ったけど、実は2010年の「時の侭に」以来だった。意外!
ブギウギってジャンルが流行ってたのは、1950年代らしい。この曲も、この10選を通して聴くよりは、「リンゴの唄」とか「東京キッド」とかの流れで聴く方が自然かも。
民族調からジャズ、電子音楽までこなしちゃうDATEKENさんだけれど、こんなのまでできちゃうのねえ。すごいわ。
サウンド面で非常に印象的なのは、SP盤を再現したノイズとLo-Fiさ。ノイズを除いたバージョンもpiaproに上がっているけれど、ぜひ1度はノイズ有りで聴いてほしい。ブギ60年の歴史へのリスペクトを感じるんだよねえ。
サウンドだけじゃなくて、歌詞も戦後占領期の雰囲気なのよね。「センチな事は忘れて陽気に謡おう」なんてのが、いかにもあの時代っぽい。
6
弾人 / "piano"
7/29
ジャンルはジャズかな。この10選では2曲目になるUTAU曲。
選ぶにあたってこれと「forte」のどちらにするか迷ったのだけれど、こっちの方がより緩急の幅で優っていると感じたので。「forte」のビートの心地よさも捨てがたいのだけれどね。
ボーカルとピアノ1台で奏でられる音楽は、時に切なく、時に力強く流れていく。音楽の盛り上がりのレンジは編成に依らないということがよくわかる。
調教面もすごい。細かく震えるような歌声と口元の実体感が素晴らしい。この情報量の高さ、人間っぽさは、今のVOCALOIDではちょっと太刀打ちできないレベル。
しかし、弾人さんはUTAUシーンでは有名だけれど、ボカロ専門で聴いてる人への知名度はどうなのかねー。Watoさんあたりを好きなら、この曲はかなりおすすめ。
7
out of survice / "ピグマリオン"
8/21
ロック。
これはもう、調教の良さを差し置いて何をか語らんと。使われているのはCeVIOのONEなんだけど、いやはやこの神調教には本当に度肝を抜かれた。
今の3大合成音声(VOCALOID、UTAU、CeVIO)の中で、最も人間に近い調教と言っていいでしょう。ぼうっと聴いていて「あれ、この曲って、何て歌い手さんが歌ってるんだっけ?」と思ったことが何回もあったくらい、今までの「人間みたいな調教」とは一線を画すレベルにある。
アウトさんの他のVOCALOID曲でそんなことは思ったことがないから、これはアウトさんの調教技術だけではなく、ONEの実力の高さもあるはず。
初めてCeVIOを聴いたとき、「VOCALOIDに匹敵する性能を引っ提げて、彗星の如く現れた第3陣営」みたいな認識を持ったのだけれど、これはもうVOCALOIDを追い抜いていると感じてしまうねえ。
8
regulus / "Weißer Schnee"
8/31
これもDubsteliod付いてるからダブステップなのかな。
ははは、同じ人を2回選んではいけないと誰が決めたのだ!
というわけで、まさかのregulusさん2曲目。並みいる名曲を押しのけて2曲選んでしまった程度には、私にとって今年を代表するPなのです。
先の「Schwarzer Regen」の魅力がブレーキ感だとすると、こちらは飛翔感といったところ。
冷たい空を切り裂いて飛んでいるような感覚がものすごく快い。
そして特徴的な「パ パ」が楽曲全体をぐっと締まったものにしているのよね。もしこれが無かったら、ただ何となく完成度の高い曲になっていたんじゃないかな。
9
りねず / "曇り空のエール"
10/1
ピアノが印象的なポップ。
これはすごいぞ。聴いた瞬間、「とんでもない大名曲に出会ってしまった」とドキドキした。
心を鷲掴みにされるような名フレーズを次から次へと畳み掛けられて、息をつく暇さえなく感動し続けてしまう。
メロディが伸びやかに翔け上がっていったと思ったら、次の瞬間には風をはらんで滑り降りてきて、右へ左へ自由自在に飛び回る。
ようやく間奏だと思ったら、今度は躍動するピアノに耳を奪われる。
そうこうしているうちにラストサビが来て、大感動のうちにいつの間にか聴き終えてしまう。
本当に、最初から最後まで休む暇がないんだ。
そして爽やかで透明感のあるラピスの歌声も素晴らしいんだよねえ。ぼかりすを使ってるんだけど、それがまた、むやみに人間くさくなくて非常に好感の持てる調声で素敵。
10
シャレオツP / "ハゲとともに生きる。-bald up jazz funk mix-"
11/26
ジャズファンク。って投コメに書いてある。
これはずるいよー。めちゃくちゃカッコいいのに「ハゲ」連呼するんだもん。
カッコつけた気分で聴こうと思ったら、よく聴くと「太陽のように輝きたいのに…」とか言ってるんだもん。笑うわ。
繰り返して言うけれど、曲そのものはめちゃくちゃカッコいい。ファンク系好きならノリノリになれること請け合い。
それから、かなりの良調教でもある。技巧的な調教で、アクセントの付け方が外国語っぽくてクール。ボーカルはルカV4Xで、こういう曲調には鉄板のボカロよね。
特別枠
よさこい男爵 / "CRYPTOLOGY"
2014/12/30
テクノポップ。
いやほら、年末の曲って10選入れにくくてかわいそうじゃん?
この曲はあと2日投稿が遅かったら、1も2もなく10選入りだったからねー。
えのやっくさんの「共有結合」(2010/12/27投稿)を2011年の10選に入れられなかったことを今でも後悔してるので、今度はちゃんと特別枠を設けた。
以下あとがき。
2016年1月10日時点での再生数平均値40896、中央値が16089(CRYPTOROGY抜き)。最大値はSnow Fairy Storyの204797、最小値は曇り空のエールの2791。
昨年と比較すると、最小値以外は低下。特に平均値は6割減で、この1年のボカロシーン全体の落ち込みを考慮しても、昨年よりマイナー寄りの選曲と言える。
今年は昨年以上にボカロ熱が低くって、10曲も選べるんかいなと恐々としていたんだけれど、選び始めたら予想外に粒ぞろいで驚いた。
最終選考で落とした曲はどれも選抜組と甲乙つけがたい名曲で、「これ落としちゃうの!?」って心の声が聞こえたほど。
regulusさんから2曲選んだのも、良い曲が思いつかなかったからではなくて、数ある良作の中でそれでも選ぶ価値があると思ったから。
それにしても、「良い曲が減っている」んじゃなくて「良い曲が伸びない」というのが今のボカロシーンなんだなと、改めて痛感したよ。
曲チェックの方法については、昨年とほとんど変えてない。ぼかうたらん+みてれぅちゃんねるでの新曲チェック。
このチェック方法については、非常によく機能してくれていると自負している。ボカロ熱低くても続けられているのだからね。
今年もきっと変えずに行くでしょう。
今年も私自身が好きな曲、印象に残った曲をチョイスした。
以下、公開日時順に紹介する。
1
regulus / "Schwarzer Regen"
1/5
DubSteloidタグが付いてるから、ジャンルはたぶんダブステップ。
今年上半期で最もよく聴いたボカロ曲は、恐らくこれだと思う。昨年まで知らなかったPなので、なおのこと印象強かった。
2012年の10選で、この曲と同じダブステップの曲「てんしょう しょうてんしょう」を選んだ時も、同じようなことを書いたんだけど、この曲も緩急の変化が超気持ちいい。
Bメロの低めの音域から一気に跳ね上がるサビの入り。サビ前半でのひずみエネルギーが後半でそのまま運動エネルギーへと変わる、弾性体のような音楽。
サウンドはダンスミュージックらしく結構音圧があるんだけど、必要十分な音しか鳴ってないから上品に聞こえる。完成度抜群というか、プロ顔負けって感じね。
2
lumo / "パーティクルパーティ"
1/21
ジャンルわからんな……KARENTの紹介ではテクノポップって書いてあった。
lumoさんというと2012年の「ネコンダクター」が印象的で、10選候補にも挙げてた記憶がある。当時は枠の関係で結局選べなかったんだけど、今年は文句なしの選出。
一番の魅力は、何といってもサビの「Party Time! Dancing Night!」でしょう。これが中毒性抜群で、気が付いたら口ずさんでたことが何度もあった。
チップチューン風味で複雑なリズムを多用する作風は、さすがのlumoさんサウンド。この雰囲気は聴いただけですぐlumoさんってわかる独特のものよね。
3
40㍍P / "Snow Fairy Story"
1/31
40さんらしいド直球のポップ。
メジャー曲推しの人からもマイナー曲推しの人からも、「えっ、その曲選ぶの?」って言われそう。その上1月だけで3曲目。いいじゃん、どう選ぼうと私の勝手でしょう?
40さんはここ数年なかなかぴんと来ないことが多かったんだけれど、この曲は第一印象からすこぶる良かった。嫌味でなく、ダサくもなく、絶妙なところに落としてきたと思う。
サウンドも構成も、すごくスタンダード。いつもの40さんって感じ。ただ、その「いつもの40さん」の領域内に、私の琴線に触れるかどうかのより狭い領域があるらしく、この曲はそこをぴたりと撃ち抜いてきたのよね。
特に一つ魅力を挙げるなら、サビ3小節目のコードが素敵だわ。
4
和泉蛍 / "永遠なんて知らないよ"
2/28
ポップなロック? ロックなポップ?
滑舌はいまいちだし、サウンドも曇り気味で、決して完成度の高い曲じゃないんだけど、それを覆すほどのメロディが最大の魅力。ちょっとハーモニーが強引な分、それをねじ伏せていくメロディの力強さに耳を奪われる。
こういう手作り感の残る曲はボカロならではだよねえ……と言いたいところなんだけど、この曲UTAUなのよね。ちょっと前までボカロの魅力だと思っていた要素が、UTAUに移った気がする2015年。
それはともかく、和泉蛍さんは今年屈指のマイヒットで、この曲の他にも「吸血っく†ヴぁんぱいあ!」とか「キョンシー㊥ぱんでみっく!」とか、かなり期待して聴いてたPだったり。ぼかうたらん同時ランクインなんかもされてたし、来年はますます活躍していただきたいわ。
5
DATEKEN / "東京ルミネッセンス"
4/12
ブギウギ。ジャンル名だけでインパクトあるなあ。
なんかDATEKENさんは毎年選出してる気が……と思ったけど、実は2010年の「時の侭に」以来だった。意外!
ブギウギってジャンルが流行ってたのは、1950年代らしい。この曲も、この10選を通して聴くよりは、「リンゴの唄」とか「東京キッド」とかの流れで聴く方が自然かも。
民族調からジャズ、電子音楽までこなしちゃうDATEKENさんだけれど、こんなのまでできちゃうのねえ。すごいわ。
サウンド面で非常に印象的なのは、SP盤を再現したノイズとLo-Fiさ。ノイズを除いたバージョンもpiaproに上がっているけれど、ぜひ1度はノイズ有りで聴いてほしい。ブギ60年の歴史へのリスペクトを感じるんだよねえ。
サウンドだけじゃなくて、歌詞も戦後占領期の雰囲気なのよね。「センチな事は忘れて陽気に謡おう」なんてのが、いかにもあの時代っぽい。
6
弾人 / "piano"
7/29
ジャンルはジャズかな。この10選では2曲目になるUTAU曲。
選ぶにあたってこれと「forte」のどちらにするか迷ったのだけれど、こっちの方がより緩急の幅で優っていると感じたので。「forte」のビートの心地よさも捨てがたいのだけれどね。
ボーカルとピアノ1台で奏でられる音楽は、時に切なく、時に力強く流れていく。音楽の盛り上がりのレンジは編成に依らないということがよくわかる。
調教面もすごい。細かく震えるような歌声と口元の実体感が素晴らしい。この情報量の高さ、人間っぽさは、今のVOCALOIDではちょっと太刀打ちできないレベル。
しかし、弾人さんはUTAUシーンでは有名だけれど、ボカロ専門で聴いてる人への知名度はどうなのかねー。Watoさんあたりを好きなら、この曲はかなりおすすめ。
7
out of survice / "ピグマリオン"
8/21
ロック。
これはもう、調教の良さを差し置いて何をか語らんと。使われているのはCeVIOのONEなんだけど、いやはやこの神調教には本当に度肝を抜かれた。
今の3大合成音声(VOCALOID、UTAU、CeVIO)の中で、最も人間に近い調教と言っていいでしょう。ぼうっと聴いていて「あれ、この曲って、何て歌い手さんが歌ってるんだっけ?」と思ったことが何回もあったくらい、今までの「人間みたいな調教」とは一線を画すレベルにある。
アウトさんの他のVOCALOID曲でそんなことは思ったことがないから、これはアウトさんの調教技術だけではなく、ONEの実力の高さもあるはず。
初めてCeVIOを聴いたとき、「VOCALOIDに匹敵する性能を引っ提げて、彗星の如く現れた第3陣営」みたいな認識を持ったのだけれど、これはもうVOCALOIDを追い抜いていると感じてしまうねえ。
8
regulus / "Weißer Schnee"
8/31
これもDubsteliod付いてるからダブステップなのかな。
ははは、同じ人を2回選んではいけないと誰が決めたのだ!
というわけで、まさかのregulusさん2曲目。並みいる名曲を押しのけて2曲選んでしまった程度には、私にとって今年を代表するPなのです。
先の「Schwarzer Regen」の魅力がブレーキ感だとすると、こちらは飛翔感といったところ。
冷たい空を切り裂いて飛んでいるような感覚がものすごく快い。
そして特徴的な「パ パ」が楽曲全体をぐっと締まったものにしているのよね。もしこれが無かったら、ただ何となく完成度の高い曲になっていたんじゃないかな。
9
りねず / "曇り空のエール"
10/1
ピアノが印象的なポップ。
これはすごいぞ。聴いた瞬間、「とんでもない大名曲に出会ってしまった」とドキドキした。
心を鷲掴みにされるような名フレーズを次から次へと畳み掛けられて、息をつく暇さえなく感動し続けてしまう。
メロディが伸びやかに翔け上がっていったと思ったら、次の瞬間には風をはらんで滑り降りてきて、右へ左へ自由自在に飛び回る。
ようやく間奏だと思ったら、今度は躍動するピアノに耳を奪われる。
そうこうしているうちにラストサビが来て、大感動のうちにいつの間にか聴き終えてしまう。
本当に、最初から最後まで休む暇がないんだ。
そして爽やかで透明感のあるラピスの歌声も素晴らしいんだよねえ。ぼかりすを使ってるんだけど、それがまた、むやみに人間くさくなくて非常に好感の持てる調声で素敵。
10
シャレオツP / "ハゲとともに生きる。-bald up jazz funk mix-"
11/26
ジャズファンク。って投コメに書いてある。
これはずるいよー。めちゃくちゃカッコいいのに「ハゲ」連呼するんだもん。
カッコつけた気分で聴こうと思ったら、よく聴くと「太陽のように輝きたいのに…」とか言ってるんだもん。笑うわ。
繰り返して言うけれど、曲そのものはめちゃくちゃカッコいい。ファンク系好きならノリノリになれること請け合い。
それから、かなりの良調教でもある。技巧的な調教で、アクセントの付け方が外国語っぽくてクール。ボーカルはルカV4Xで、こういう曲調には鉄板のボカロよね。
特別枠
よさこい男爵 / "CRYPTOLOGY"
2014/12/30
テクノポップ。
いやほら、年末の曲って10選入れにくくてかわいそうじゃん?
この曲はあと2日投稿が遅かったら、1も2もなく10選入りだったからねー。
えのやっくさんの「共有結合」(2010/12/27投稿)を2011年の10選に入れられなかったことを今でも後悔してるので、今度はちゃんと特別枠を設けた。
以下あとがき。
2016年1月10日時点での再生数平均値40896、中央値が16089(CRYPTOROGY抜き)。最大値はSnow Fairy Storyの204797、最小値は曇り空のエールの2791。
昨年と比較すると、最小値以外は低下。特に平均値は6割減で、この1年のボカロシーン全体の落ち込みを考慮しても、昨年よりマイナー寄りの選曲と言える。
今年は昨年以上にボカロ熱が低くって、10曲も選べるんかいなと恐々としていたんだけれど、選び始めたら予想外に粒ぞろいで驚いた。
最終選考で落とした曲はどれも選抜組と甲乙つけがたい名曲で、「これ落としちゃうの!?」って心の声が聞こえたほど。
regulusさんから2曲選んだのも、良い曲が思いつかなかったからではなくて、数ある良作の中でそれでも選ぶ価値があると思ったから。
それにしても、「良い曲が減っている」んじゃなくて「良い曲が伸びない」というのが今のボカロシーンなんだなと、改めて痛感したよ。
曲チェックの方法については、昨年とほとんど変えてない。ぼかうたらん+みてれぅちゃんねるでの新曲チェック。
このチェック方法については、非常によく機能してくれていると自負している。ボカロ熱低くても続けられているのだからね。
今年もきっと変えずに行くでしょう。
ラベル:
VOCALOID
2014/12/23
2014年VOCALOID10選
今年は2年ぶりに作ってみたよ、VOCALOID10選。
基本的には私自身が好きな曲、印象に残った曲をチョイスしたので、メジャーな曲もマイナーな曲も同じ土俵に載った形になる。
それではさっそく始めようか、順番は公開日時順ね。
1. エフノジ / "こえをきくたび"
今年から初めてみた、初投稿曲チェックで見つけた曲。
この曲はDAIMで紹介したね。
レビュー内で書いた「シャッフルだけどテンポが速くて、軽快感がある」って文が、この曲を端的に表せているかなと思う。あれを書いた当時から10ヶ月以上経ったけど、相変わらず大好きだしぜひお勧めしたいロック。
2. P.I.N.A. / "レッド・パージ!!!"
ぼからんで見つけた曲。
リンレンの変わった調教が印象的な曲。かなりヒットした曲で、かつ一度聴いたら癖になるようなインパクトのある曲なので、覚えてる人も多いんじゃないかな。この"変"さは唯一無二よね。
3. n.k / "世界が愛した数式を理解することが、私にとっては困難だ"
たんぽぽさん(@tanpopo111)に教えてもらった曲。
「青春ガールズポップロック!」ってコピーがぴったりの曲。n.kさんはこの次作の「もしも一人残されて、世界が嘘じゃないなら」がヒットしてるんだけども、私としては断然こっちが好き。
4. れむ / "思考回路"
初投稿曲チェックで見つけた曲、2つ目。
もうねー、ラフ版の時点でべた惚れだったわ。
これを書いている時点で約800再生と、この10選で最も再生数の少ない曲だけど、今年一番カッコいいVOCAROCKはこれだと信じて疑わない。
5. ユジー / "ミルククラウン・オン・ソーネチカ"
ぼからんで見つけた曲、2つ目。
Twitterでフォローしてくださってる方は、私がこれを選ばないわけがないと予想されたことでしょう。ことあるごとに褒めまくってたもの。
早口歌詞とはかくあるべしと聴くたびに思う。早口で転がるようなメロディは人間が歌うにはなかなか厳しいものがあるけれども、ミクさんにとっては造作もないことよ。
6. とあ / "ツギハギスタッカート"
ぼからんで見つけた曲、3つ目。
この10選で一番再生数の多い曲。ぼからん#350で初登場3位、翌週は2位にランクアップし、9週に渡って30位以内を維持した今年屈指のヒット曲。ぼからんまとめさんで調べてみると、今年投稿の曲では16番目の伸びみたいね。
これはねー、調教でやられたね。特に間奏の咳の演出は鳥肌ものだった。
7. k_zero+A / "夢に住むyakamoz"
なんだっけ、みてれぅちゃんねるで新曲チェックしてて見つけたんだっけなあ……。
かなりポップなものが多くなった今年の10選の中では、まあまあ玄人好みになるかしら。とはいえ充分以上にキャッチーだけど。
ともあれ、これを聴いてけーぜろさんってやっぱり凄いなあと惚れなおした、そんな曲。
8. sea-no / "温室魔法"
これも新曲チェックをしてて気になって出会った曲、2つ目。
一聴して良質なサウンドだったので、「おっ」と思ったのを覚えている。休符を聴かせる技法と音楽全体を支える柔らかな低音が非常に魅力的なのよね。そんなに伸びやすい曲調じゃないんだけど、再生数5桁に乗っているのは、高い技量の証じゃかなと思う。
9. doriko / "文学者の恋文"
新曲チェックで出会った曲、3つ目。
「これはまた懐かしいお名前が」なんて思って聴きに行ったのだけれど、予想以上に素晴らしい出来だったので驚いた。思い出補正ではなくて、きちんと今年の新曲としてTOP10に入るべき名曲だわ。
10. RUBY-CATMAN / "エレキキュレーター"
ぼからんで見つけた曲、4つ目。
これはもう、文句なしにハイクオリティなテクノポップ。キュートでキャッチーで個性もあって、言うことなし。
今年はバンドサウンドの覇権が崩れはじめて打ち込み系が復権した年だったように感じていたんだけど、その中でもこれは特に優れた作品だったと思うわ。
以下あとがき。
2014年12月23日時点での再生数平均値103590、中央値が29152……って数値の評価はよくわからんけどもw 最近はニコニコじゃなくてつべで聴いてる人も多いらしいしなあ。
ちなみに最大値はツギハギスタッカートの409105、最小値は思考回路の841。個人的には思考回路だけでなくツギハギスタッカートも少ないと感じるわ。あれだけヒットしたのに50万超えてないんだもんなあ。
それから、今回はどこで知ったかを明記してみた。
まず、ぼからんからが4つ。私みたいな新曲掘りエンジョイ勢にとっては、ぼからんも新曲掘りにそこそこ役立ってるわね。ピックアップやEDもあるしね。
みてれぅちゃんねるでの新曲チェックからが3つ。初投稿曲チェックを含めると5つ。初投稿曲チェックっていうのは「みてれぅのランキングで初投稿になってる曲はとりあえず聴いてみる」という今年の頭から始めた自分ルールのことなんだけど、ここから10選に2曲入ったくらいなので、かなり効果を発揮してくれたと思う。
みてれぅは週一のぼからんと違って毎日見てるから、ここからチェックした曲が総数では一番多いはず。雷で休止してらっしゃったりもしたけれど、お世話になってます。
最後に人から教わったのが1つ。ありがたいわぁ。
まあこんなところね。今年はアニメばっかり観ていてボカロは疎かになりがちだったような気もしてたんだけど、いざ10曲選ぼうと思って候補を挙げていったら、倍率3倍くらいになって意外だった。長年ボカロファンやってると新曲掘りの方法がルーチン化されていて、若干冷め気味でもきちんと回るものだわ。
基本的には私自身が好きな曲、印象に残った曲をチョイスしたので、メジャーな曲もマイナーな曲も同じ土俵に載った形になる。
それではさっそく始めようか、順番は公開日時順ね。
1. エフノジ / "こえをきくたび"
今年から初めてみた、初投稿曲チェックで見つけた曲。
この曲はDAIMで紹介したね。
レビュー内で書いた「シャッフルだけどテンポが速くて、軽快感がある」って文が、この曲を端的に表せているかなと思う。あれを書いた当時から10ヶ月以上経ったけど、相変わらず大好きだしぜひお勧めしたいロック。
2. P.I.N.A. / "レッド・パージ!!!"
ぼからんで見つけた曲。
リンレンの変わった調教が印象的な曲。かなりヒットした曲で、かつ一度聴いたら癖になるようなインパクトのある曲なので、覚えてる人も多いんじゃないかな。この"変"さは唯一無二よね。
3. n.k / "世界が愛した数式を理解することが、私にとっては困難だ"
たんぽぽさん(@tanpopo111)に教えてもらった曲。
「青春ガールズポップロック!」ってコピーがぴったりの曲。n.kさんはこの次作の「もしも一人残されて、世界が嘘じゃないなら」がヒットしてるんだけども、私としては断然こっちが好き。
4. れむ / "思考回路"
初投稿曲チェックで見つけた曲、2つ目。
もうねー、ラフ版の時点でべた惚れだったわ。
これを書いている時点で約800再生と、この10選で最も再生数の少ない曲だけど、今年一番カッコいいVOCAROCKはこれだと信じて疑わない。
5. ユジー / "ミルククラウン・オン・ソーネチカ"
ぼからんで見つけた曲、2つ目。
Twitterでフォローしてくださってる方は、私がこれを選ばないわけがないと予想されたことでしょう。ことあるごとに褒めまくってたもの。
早口歌詞とはかくあるべしと聴くたびに思う。早口で転がるようなメロディは人間が歌うにはなかなか厳しいものがあるけれども、ミクさんにとっては造作もないことよ。
6. とあ / "ツギハギスタッカート"
ぼからんで見つけた曲、3つ目。
この10選で一番再生数の多い曲。ぼからん#350で初登場3位、翌週は2位にランクアップし、9週に渡って30位以内を維持した今年屈指のヒット曲。ぼからんまとめさんで調べてみると、今年投稿の曲では16番目の伸びみたいね。
これはねー、調教でやられたね。特に間奏の咳の演出は鳥肌ものだった。
7. k_zero+A / "夢に住むyakamoz"
なんだっけ、みてれぅちゃんねるで新曲チェックしてて見つけたんだっけなあ……。
かなりポップなものが多くなった今年の10選の中では、まあまあ玄人好みになるかしら。とはいえ充分以上にキャッチーだけど。
ともあれ、これを聴いてけーぜろさんってやっぱり凄いなあと惚れなおした、そんな曲。
8. sea-no / "温室魔法"
これも新曲チェックをしてて気になって出会った曲、2つ目。
一聴して良質なサウンドだったので、「おっ」と思ったのを覚えている。休符を聴かせる技法と音楽全体を支える柔らかな低音が非常に魅力的なのよね。そんなに伸びやすい曲調じゃないんだけど、再生数5桁に乗っているのは、高い技量の証じゃかなと思う。
9. doriko / "文学者の恋文"
新曲チェックで出会った曲、3つ目。
「これはまた懐かしいお名前が」なんて思って聴きに行ったのだけれど、予想以上に素晴らしい出来だったので驚いた。思い出補正ではなくて、きちんと今年の新曲としてTOP10に入るべき名曲だわ。
10. RUBY-CATMAN / "エレキキュレーター"
ぼからんで見つけた曲、4つ目。
これはもう、文句なしにハイクオリティなテクノポップ。キュートでキャッチーで個性もあって、言うことなし。
今年はバンドサウンドの覇権が崩れはじめて打ち込み系が復権した年だったように感じていたんだけど、その中でもこれは特に優れた作品だったと思うわ。
以下あとがき。
2014年12月23日時点での再生数平均値103590、中央値が29152……って数値の評価はよくわからんけどもw 最近はニコニコじゃなくてつべで聴いてる人も多いらしいしなあ。
ちなみに最大値はツギハギスタッカートの409105、最小値は思考回路の841。個人的には思考回路だけでなくツギハギスタッカートも少ないと感じるわ。あれだけヒットしたのに50万超えてないんだもんなあ。
それから、今回はどこで知ったかを明記してみた。
まず、ぼからんからが4つ。私みたいな新曲掘りエンジョイ勢にとっては、ぼからんも新曲掘りにそこそこ役立ってるわね。ピックアップやEDもあるしね。
みてれぅちゃんねるでの新曲チェックからが3つ。初投稿曲チェックを含めると5つ。初投稿曲チェックっていうのは「みてれぅのランキングで初投稿になってる曲はとりあえず聴いてみる」という今年の頭から始めた自分ルールのことなんだけど、ここから10選に2曲入ったくらいなので、かなり効果を発揮してくれたと思う。
みてれぅは週一のぼからんと違って毎日見てるから、ここからチェックした曲が総数では一番多いはず。雷で休止してらっしゃったりもしたけれど、お世話になってます。
最後に人から教わったのが1つ。ありがたいわぁ。
まあこんなところね。今年はアニメばっかり観ていてボカロは疎かになりがちだったような気もしてたんだけど、いざ10曲選ぼうと思って候補を挙げていったら、倍率3倍くらいになって意外だった。長年ボカロファンやってると新曲掘りの方法がルーチン化されていて、若干冷め気味でもきちんと回るものだわ。
2014/09/16
2014年夏アニメ、クール終了前の感想
最終回ラッシュになる前に、今期のアニメのここまでの感想を書いておく。
・スペース☆ダンディ
23話まで。なんとなく観始めたわりには、すっごいハマってる。今期どころか今年1番好きな作品になりつつある。何をやってもハイクオリティですさまじい。3期やってくれないかなー。
・ハナヤマタ
10話まで。不出来な子ほど愛らしいというか、出来は標準以下だけどなんとなく嫌いになれない子。見せ場の作り方が下手、演技がいまいち、ストーリーが陳腐等々、もう何をやっても地力が足りなくてどうしようもない感じ。とはいえキャラのかわいさはしっかりと推進力を生み出せてるし、全体的に漫画的な演出が多いのも面白みになってるとは思う。
・Free! Eternal Summer
11話まで。1期と比べて鮫柄サイドに焦点が当たるシーンが増え、群像劇的な色が濃くなった。が、正直1期の方が面白かったなあというのが本音。1期の岩鳶vs凛みたいなわかりやすさを失ってしまったのが原因かも。京アニ作品は終盤の盛り上げ方が良い傾向なので、ラストがどうなるのか楽しみね。
・ソードアート・オンラインII
11話まで。予想通りではあるけど、原作と比べちゃっていまいちノれてない。絵は綺麗だけどテンポ悪いよねえ。はしょってるところ多いのに、テンポ遅く感じる。キリトの戦闘シーンはかっこいいので死銃戦に期待したいところだけど、あっさり流されそうで怖いわ。
・スペース☆ダンディ
23話まで。なんとなく観始めたわりには、すっごいハマってる。今期どころか今年1番好きな作品になりつつある。何をやってもハイクオリティですさまじい。3期やってくれないかなー。
・ハナヤマタ
10話まで。不出来な子ほど愛らしいというか、出来は標準以下だけどなんとなく嫌いになれない子。見せ場の作り方が下手、演技がいまいち、ストーリーが陳腐等々、もう何をやっても地力が足りなくてどうしようもない感じ。とはいえキャラのかわいさはしっかりと推進力を生み出せてるし、全体的に漫画的な演出が多いのも面白みになってるとは思う。
・Free! Eternal Summer
11話まで。1期と比べて鮫柄サイドに焦点が当たるシーンが増え、群像劇的な色が濃くなった。が、正直1期の方が面白かったなあというのが本音。1期の岩鳶vs凛みたいなわかりやすさを失ってしまったのが原因かも。京アニ作品は終盤の盛り上げ方が良い傾向なので、ラストがどうなるのか楽しみね。
・ソードアート・オンラインII
11話まで。予想通りではあるけど、原作と比べちゃっていまいちノれてない。絵は綺麗だけどテンポ悪いよねえ。はしょってるところ多いのに、テンポ遅く感じる。キリトの戦闘シーンはかっこいいので死銃戦に期待したいところだけど、あっさり流されそうで怖いわ。
2014/08/09
2014/07/28
今期観てるアニメの話
今期観てるアニメは、ソードアート・オンラインIIとFree! Eternal Summer、それからハナヤマタです。それから気分で魔法科高校の劣等生とスペース☆ダンディを観たり観なかったり。
SAOは絵も音もリッチに決まっていて素敵なんだけれど、展開がゆったりしてるのとシノンの演技に違和感が。いやシノンってもう少し子供っぽいというか少女らしいイメージなのよね。いつもの沢城さんだと自信あり過ぎじゃないかなあ。詩乃の時はいい感じ。ちなみに1期は跳び跳びでしか観てないので、原作既読とはいえちゃんと観るのは今期から。
Free!は1期が素晴らしかったので、今期も期待してる。ここまではまずまずって感触ね。個々のシーンの出来は期待以上だけれど、全体のストーリーがちょっと定まらない感じで。
ハナヤマタは評価の難しいところ。テーマはとても好きだしキャラクターもかわいいのだけれど、見せ方と(特になるの)演技が下手なのがねえ。今のところハナのかわいさがモチベーションではある。
魔法科高校の劣等生は「さすがお兄様!」って30分間言い続けるアニメです。お兄様が画面に存在しているだけで尊い。ストーリーとか知らん。お兄様さえいればそれでいい。あと地味に花澤さんの演技がかわいらしい。
スペース☆ダンディは、とにかくずば抜けてリッチ。アニメーションの至宝。でも適当というか自由というか、とりあえず絶対売る気ないでしょ、あれw
SAOは絵も音もリッチに決まっていて素敵なんだけれど、展開がゆったりしてるのとシノンの演技に違和感が。いやシノンってもう少し子供っぽいというか少女らしいイメージなのよね。いつもの沢城さんだと自信あり過ぎじゃないかなあ。詩乃の時はいい感じ。ちなみに1期は跳び跳びでしか観てないので、原作既読とはいえちゃんと観るのは今期から。
Free!は1期が素晴らしかったので、今期も期待してる。ここまではまずまずって感触ね。個々のシーンの出来は期待以上だけれど、全体のストーリーがちょっと定まらない感じで。
ハナヤマタは評価の難しいところ。テーマはとても好きだしキャラクターもかわいいのだけれど、見せ方と(特になるの)演技が下手なのがねえ。今のところハナのかわいさがモチベーションではある。
魔法科高校の劣等生は「さすがお兄様!」って30分間言い続けるアニメです。お兄様が画面に存在しているだけで尊い。ストーリーとか知らん。お兄様さえいればそれでいい。あと地味に花澤さんの演技がかわいらしい。
スペース☆ダンディは、とにかくずば抜けてリッチ。アニメーションの至宝。でも適当というか自由というか、とりあえず絶対売る気ないでしょ、あれw
2014/07/25
芳文社ロゴフォント解析
まんがタイムきららWebよりも芳文社公式サイトのほうがドキドキビジュアルだなあなんて皮肉なことを考えてた。
デザイン的にすっきりしてるし、何と言ってもトップがけいおん!なのが良い。澪も唯もかわいいかわいい。
真ん中に挟まってる芳文社のロゴも良いよねえ。青い文字を細いウェイトで、清潔感あふれてる。
たぶんだけど、フォントは新ゴのELで縦方向に80%くらい潰してるのよね。新ゴLだと下みたいな感じ(色は適当)。平体かけるとかなり近い雰囲気だけど、Lだと太すぎるみたい。
欧文の方は小さすぎてわからなかったわ。新ゴではないはず。Helveticaとかかなあ。
デザイン的にすっきりしてるし、何と言ってもトップがけいおん!なのが良い。澪も唯もかわいいかわいい。
真ん中に挟まってる芳文社のロゴも良いよねえ。青い文字を細いウェイトで、清潔感あふれてる。
たぶんだけど、フォントは新ゴのELで縦方向に80%くらい潰してるのよね。新ゴLだと下みたいな感じ(色は適当)。平体かけるとかなり近い雰囲気だけど、Lだと太すぎるみたい。
欧文の方は小さすぎてわからなかったわ。新ゴではないはず。Helveticaとかかなあ。
ラベル:
日記
2014/07/24
ハナちゃんはおでこかわいい
ハナヤマタ観てます。3話までで、つまらなくて止めてしまうほどではないけど、特別面白くはないって感想。
ハナの演技が1番の魅力かなーと思います。ちょっといたずらっぽくて、でもあざとくない、心休まるお声です。
そしてやっぱり、ひとひらと比較してしまう。弱気でやりたいことの見つからない少女が新しい環境で何かに熱中していくという構図が、そっくりなんだもの。なるは麦、ヤヤは佳代ちゃん、よさこいは演劇。違うのはハナと野乃先輩かな。
ハナも野乃先輩も、やりたいことに対して迷いが無いという点は同じ。「自分はそれをやるために生きているんだ」という強い情熱がある。ハナはそのために海を渡ってきたし、野乃先輩はそのために演劇研究会を作った。
ただ、野乃先輩と違ってハナには、なるを自分のところまで引っ張り上げるような高みに立っているわけじゃないんだよね。同い年だし、3話の鳴子のくだりやその他の言動からして、彼女もよさこい初心者だし。だからなるに対しても、「ここまで来い」じゃなくて「一緒に行こう」って態度を取るのよね。
ハナがあれほど前向きなのは、初めから自分の全てを懸けているからだ。なるに拒絶されても、生徒会に警告されても、ゼロに戻ってやり直せばいいと思ってる。自分の全てをよさこいに懸けているから、ゼロに戻っても迷いが生じない。だって目標が変わらない以上、やり直すしかないんだから。きっと彼女は、倒れるまで一度もよさこいに背を向けないだろう。
そんなハナにとって、なるとの出会いは夢に向かう第一歩だったはず。1話で初めて神社でなると踊った時、彼女は夢に一歩近付いたような気がしたんじゃないかな。そこに奇跡を、あるいは運命を感じたからこそ、彼女は「絶対なると一緒にやりたい」と思ったんだろう。
なるじゃなくても良かったけれど、なると出会ってしまったから、なるじゃなくちゃいけなくなった。なるの側が、よさこいじゃなくても良かったけれど、よさこいと出会ってしまったから、よさこいじゃなくちゃいけなくなったのと同じ。さらに言えば、麦と演劇の関係とも同じ。もちろん平沢唯と軽音楽の関係とも同じ。
そんなわけで夢に邁進しているハナだけど、どこかでつまづいて、なるに助けられる展開があったらいいなーなんて思う。日本でできた初めての友達で、初めてのよさこい仲間だもんね。どこかで、なるからも支えさせてあげたい。
あーハナヤマタの話というよりも、ハナの話になってしまったな。もうちょっと引いた視点での話もしたかったけど、そっちはまた今度にしよう(するとは言っていない)。
ハナの演技が1番の魅力かなーと思います。ちょっといたずらっぽくて、でもあざとくない、心休まるお声です。
そしてやっぱり、ひとひらと比較してしまう。弱気でやりたいことの見つからない少女が新しい環境で何かに熱中していくという構図が、そっくりなんだもの。なるは麦、ヤヤは佳代ちゃん、よさこいは演劇。違うのはハナと野乃先輩かな。
ハナも野乃先輩も、やりたいことに対して迷いが無いという点は同じ。「自分はそれをやるために生きているんだ」という強い情熱がある。ハナはそのために海を渡ってきたし、野乃先輩はそのために演劇研究会を作った。
ただ、野乃先輩と違ってハナには、なるを自分のところまで引っ張り上げるような高みに立っているわけじゃないんだよね。同い年だし、3話の鳴子のくだりやその他の言動からして、彼女もよさこい初心者だし。だからなるに対しても、「ここまで来い」じゃなくて「一緒に行こう」って態度を取るのよね。
ハナがあれほど前向きなのは、初めから自分の全てを懸けているからだ。なるに拒絶されても、生徒会に警告されても、ゼロに戻ってやり直せばいいと思ってる。自分の全てをよさこいに懸けているから、ゼロに戻っても迷いが生じない。だって目標が変わらない以上、やり直すしかないんだから。きっと彼女は、倒れるまで一度もよさこいに背を向けないだろう。
そんなハナにとって、なるとの出会いは夢に向かう第一歩だったはず。1話で初めて神社でなると踊った時、彼女は夢に一歩近付いたような気がしたんじゃないかな。そこに奇跡を、あるいは運命を感じたからこそ、彼女は「絶対なると一緒にやりたい」と思ったんだろう。
なるじゃなくても良かったけれど、なると出会ってしまったから、なるじゃなくちゃいけなくなった。なるの側が、よさこいじゃなくても良かったけれど、よさこいと出会ってしまったから、よさこいじゃなくちゃいけなくなったのと同じ。さらに言えば、麦と演劇の関係とも同じ。もちろん平沢唯と軽音楽の関係とも同じ。
そんなわけで夢に邁進しているハナだけど、どこかでつまづいて、なるに助けられる展開があったらいいなーなんて思う。日本でできた初めての友達で、初めてのよさこい仲間だもんね。どこかで、なるからも支えさせてあげたい。
あーハナヤマタの話というよりも、ハナの話になってしまったな。もうちょっと引いた視点での話もしたかったけど、そっちはまた今度にしよう(するとは言っていない)。
2014/07/21
ハナヤマタフォント解析(ダメダメ編)
2014/07/07
ぎんかのポジションとるなの憧れ
一昨日の幻影関連ツイートをまとめておく。
前半はぎんかについて、後半はるなとせいらについて。きっかけはカプチーラさんのツイートから。
●ぎんかは、そういう風に相手に良い印象を与えるのが上手なんじゃないかね。
●ぎんかはやっぱり4人の中で長姉ポジションなので、他の3人から頼られてる感じするんだよね。
●対カードと刺し違えた時だって、ぎんかは父親に相談してたもんな。彼女にとって、他の3人は妹みたいなものなんじゃないかな。
●せいらはぎんかに悪態をつくことで甘えているところがあるし、ぎんかも甘えられている自覚があるでしょ。
●ぎんかが完全無欠のお姉さんだったわけではないが、一時たりとも隙を見せなかったのは確かかなと。
●ぎんかは独りで逝って独りで帰ってきたんだな。
●ぎんかがいなくなった後、残された3人の関係がみるみるうちに崩れていくのは、幻影の見所の一つだと思う。
●ぎんかは腹が座ってるんだよな。
●せいらは地盤が弱くてふわふわしてるし、あかりは迷いが多くてふらふらしてるし、るなは度胸が無くてへなへなしてる。
●つーか、幻影はぎんかがいてすらあれなんだから、まどマギにおけるマミさんの先輩っぷりの良さはすごい。
●姉貴分かつ最初に退場するって、マミさんとぎんかちゃんとの共通点だな。
ここから後半。
●るなの本懐とは何であったのか。彼女は彼女自身の成し遂げるべき目標を、どこに定めていたのか。あかりへの想いは、むしろ自制しようとしていたように見える。
●るなの目標は、あかりではなくせいらではなかったか。即ち、躊躇なく戦う覚悟ではなかったか。
●るながせいらに憧れを抱いていたという解釈は、かなりしっくりくるな。憧れの人が恋敵になった時、憧れは嫉妬に変わるのだ。
●るなは、あかりに対して先輩風を吹かせるような素振りも見せていた。彼女にとってのあかりは、せいらほど近付き難い憧れではなかったのではないか。
●るながせいらに憎しみを向けたのは、あかりを奪われたからじゃない。「強さ」も「あかり」も得ることができるせいらに、強い不平等を感じたからだ。きっとそうだ。
●ぎんかは、るなの抱いていたせいらへの憧れを見抜いていたかもしれないな。そしてその危うさについても。その辺りのバランスを取ってやっていたかも。
●クレシドラでぎんかを笑顔にしたのは、懐かしい顔を見たからか、それとも妹達が仲良くしているさまに安心したからか。
●少なくともせいらは、るなが自分に憧れを抱いていることに気付いていなかったはずだし、だからこそ自分が憎しみを向けられた時に戸惑ったんじゃないかな。冷たく当たってる自覚くらいはあっただろうから、好かれていないと思っていたかも。
●「るなは優しい子だから、内心自分を嫌っていても表には出さない」と、せいらからしてみればそんな印象だったかもしれないな。
●せいらもるなのこと苦手だったと思うし。弱いるなを見ていると、自分の中の弱さを意識せずにはいられなくなってしまうとか、そういう理由で。
●そういったせいらとるなの微妙な関係を、無理に改善しようとしないのがぎんかの大人っぽさだし、強引にでも改善させようとするのがあかりの太陽たる所以なのかなと。
●せいらが眠っているるなを殺せなかったシーンの対になるのは、るながクレシドラの番人に猛然と立ち向かっていくシーンかなって。
以上。
前半はぎんかについて、後半はるなとせいらについて。きっかけはカプチーラさんのツイートから。
5話のるなちゃんのラストって、大体レズは見ていた扱いされてるけど、作中でるなちゃんは一度もぎんかには明確に嫉妬してなかったと思うのよネ~。そう思うと何となくだけど、るなちゃんの感情は世間一般の評価とは少し違う気もする
— カプチーラ@篝党no7・はるかな党 (@cappuccira) 2014, 7月 4●ぎんかは、そういう風に相手に良い印象を与えるのが上手なんじゃないかね。
●ぎんかはやっぱり4人の中で長姉ポジションなので、他の3人から頼られてる感じするんだよね。
●対カードと刺し違えた時だって、ぎんかは父親に相談してたもんな。彼女にとって、他の3人は妹みたいなものなんじゃないかな。
●せいらはぎんかに悪態をつくことで甘えているところがあるし、ぎんかも甘えられている自覚があるでしょ。
●ぎんかが完全無欠のお姉さんだったわけではないが、一時たりとも隙を見せなかったのは確かかなと。
●ぎんかは独りで逝って独りで帰ってきたんだな。
●ぎんかがいなくなった後、残された3人の関係がみるみるうちに崩れていくのは、幻影の見所の一つだと思う。
●ぎんかは腹が座ってるんだよな。
●せいらは地盤が弱くてふわふわしてるし、あかりは迷いが多くてふらふらしてるし、るなは度胸が無くてへなへなしてる。
●つーか、幻影はぎんかがいてすらあれなんだから、まどマギにおけるマミさんの先輩っぷりの良さはすごい。
●姉貴分かつ最初に退場するって、マミさんとぎんかちゃんとの共通点だな。
ここから後半。
●るなの本懐とは何であったのか。彼女は彼女自身の成し遂げるべき目標を、どこに定めていたのか。あかりへの想いは、むしろ自制しようとしていたように見える。
●るなの目標は、あかりではなくせいらではなかったか。即ち、躊躇なく戦う覚悟ではなかったか。
●るながせいらに憧れを抱いていたという解釈は、かなりしっくりくるな。憧れの人が恋敵になった時、憧れは嫉妬に変わるのだ。
●るなは、あかりに対して先輩風を吹かせるような素振りも見せていた。彼女にとってのあかりは、せいらほど近付き難い憧れではなかったのではないか。
●るながせいらに憎しみを向けたのは、あかりを奪われたからじゃない。「強さ」も「あかり」も得ることができるせいらに、強い不平等を感じたからだ。きっとそうだ。
●ぎんかは、るなの抱いていたせいらへの憧れを見抜いていたかもしれないな。そしてその危うさについても。その辺りのバランスを取ってやっていたかも。
●クレシドラでぎんかを笑顔にしたのは、懐かしい顔を見たからか、それとも妹達が仲良くしているさまに安心したからか。
●少なくともせいらは、るなが自分に憧れを抱いていることに気付いていなかったはずだし、だからこそ自分が憎しみを向けられた時に戸惑ったんじゃないかな。冷たく当たってる自覚くらいはあっただろうから、好かれていないと思っていたかも。
●「るなは優しい子だから、内心自分を嫌っていても表には出さない」と、せいらからしてみればそんな印象だったかもしれないな。
●せいらもるなのこと苦手だったと思うし。弱いるなを見ていると、自分の中の弱さを意識せずにはいられなくなってしまうとか、そういう理由で。
●そういったせいらとるなの微妙な関係を、無理に改善しようとしないのがぎんかの大人っぽさだし、強引にでも改善させようとするのがあかりの太陽たる所以なのかなと。
●せいらが眠っているるなを殺せなかったシーンの対になるのは、るながクレシドラの番人に猛然と立ち向かっていくシーンかなって。
以上。
2014/06/17
【ごちうさ】シャロちゃんは、彼氏ができるよ
今朝Twitterで連投してた、シャロちゃん彼氏妄想をまとめたよ。Twitter仕様だからここだと読みづらいかもしれないけど、もったいないから移しておくよ。
ではここからスタート。
***
シャロちゃんは、フルール・ド・ラパンによく来る軟派な大学生に一目惚れされて、毎日のように口説かれるよ。
シャロちゃんは、バイト中に別の高校の男子グループに絡まれて困ってるところを、さっきの一目惚れ大学生に助けられるよ。
シャロちゃんは、助けてくれたお礼をしたいと言ったらデートをすることになって、しぶしぶOKしたものの、いざその日が近くなると意外に緊張してきて、さりげなく千夜ちゃんに相談しようとするよ。
シャロちゃんは、もちろん千夜ちゃんに一発で見抜かれて洗いざらいゲロった上に、ものすごい応援されて、千夜ちゃんの妄想全開なデート知識を叩き込まれるよ。
シャロちゃんは、デート当日も1時間前に待ち合わせ場所に着いちゃうけど、相手の大学生がもう待ってたから申し訳なくなるよ。でも相手の大学生も、シャロちゃんが予想以上に気合入れてきてくれたことに、ちょっとびっくりしてるよ。
シャロちゃんは、いざデートが始まったら、軟派な男だと思っていた大学生が意外に紳士的でお姫さまみたいに扱ってくれるので、彼のことを見直しちゃうよ。
シャロちゃんは、デートの終わりに半分雰囲気に飲まれて、「また一緒に来てあげてもいいわよ」なんて口を滑らせちゃうよ。
シャロちゃんは、そう言った後で自分の台詞がどういう意味に受け取られるか考えちゃって、顔を真っ赤にした上に、気恥ずかしさで目線を逸らしちゃうよ。
シャロちゃんは、そんなこんなで月一ペースで彼と遊びに行くのが習慣になって、その日の出来事は千夜ちゃんに逐一報告させられるよ。
シャロちゃんは、からかわれるのが嫌でそのことを千夜ちゃん以外には話さなかったし、千夜ちゃんも秘密にしておいてあげたから、彼のことをラビットハウスの3人は知らなかったよ。でもある日、デートしてるところをチノちゃんに見られちゃうよ。
シャロちゃんは、チノちゃんから話を聞いたココアちゃんとリゼちゃんに、付き合ってるのかと問い詰められるよ。「彼はそういうんじゃないの」って慌てて言うけど信じてもらえなくて、しかも間の悪いことに、その直後に彼から告白されるよ。
シャロちゃんは、もうびっくりして頭の中ぐちゃぐちゃになって、答えも言わずに走って逃げちゃうよ。当てもなく走りながら、自分の頬を流れる涙に気が付いて、どうしたらいいのかわからなくなって、路地で立ち止まって泣きじゃくるよ。
シャロちゃんは、しばらく泣いた後ぼろぼろの心でどうにか自宅に戻って、いつものようにデートの内容を聞くために待ちかまえていた千夜ちゃんに、びっくりされるよ。
シャロちゃんは、優しい親友の胸でしばらく泣いた後、「話したくなかったら話さなくてもいいのよ」って言われるけど、それじゃいけないと思ってその日のことをぽつぽつと話し始めるよ。
シャロちゃんは、「それでシャロちゃんは嫌だったの?」って言われて、慌てて首を横に振るよ。それから、自分がすぐにそういう反応をしたことに自分で驚いて、ようやく自分自身の気持ちに気付くよ。
シャロちゃんは、千夜ちゃんに「それじゃ、彼にお返事をしなきゃいけないわね」って言われて、震える手でスマホを取り出して、彼にメールを打ち始めるよ。
シャロちゃんは、ほんの短いメールを書き上げるのに何時間もかかってしまって、夜中になっちゃうよ。心優しい友人は「私はもうお邪魔ね」と、気を遣って途中で帰ってしまったよ。
シャロちゃんは、そのメールの送信ボタンを押すのに、また2時間くらいかかってしまうよ。ようやく勇気を振り絞って送信した後は、投げ出すようにスマホを手放して、落ち着くためにハーブティーを淹れようとするけれど、手が震えて全然上手く淹れられないよ。
シャロちゃんは、メールに「今日はごめん。嬉しかったわ」しか書いてないよ。
シャロちゃんは、返信を待ってる間に眠ってしまうけれど、実は彼の方はまだ起きていて、シャロちゃんのメールを読んで悶絶してただけだよ。
シャロちゃんは、明け方に目が覚めると、すぐにメールが来ていることに気付いて、スマホに飛び付くよ。そして彼からのメールを読んで、自分と彼が恋人同士になったことを改めて自覚するよ。
シャロちゃんは、こうしてめでたく彼と恋人同士になって、幸せな日々を送るよ。彼は今まで以上に優しくしてくれて、ますます惚れ込んでいくよ。でも惚気話が多くなりすぎて、千夜ちゃんやココアちゃん達には、困った顔をされるよ。それでも、そんなことには気付かないくらい、シャロちゃんは幸せだよ。
めでたしめでたし。
ではここからスタート。
***
シャロちゃんは、フルール・ド・ラパンによく来る軟派な大学生に一目惚れされて、毎日のように口説かれるよ。
シャロちゃんは、バイト中に別の高校の男子グループに絡まれて困ってるところを、さっきの一目惚れ大学生に助けられるよ。
シャロちゃんは、助けてくれたお礼をしたいと言ったらデートをすることになって、しぶしぶOKしたものの、いざその日が近くなると意外に緊張してきて、さりげなく千夜ちゃんに相談しようとするよ。
シャロちゃんは、もちろん千夜ちゃんに一発で見抜かれて洗いざらいゲロった上に、ものすごい応援されて、千夜ちゃんの妄想全開なデート知識を叩き込まれるよ。
シャロちゃんは、デート当日も1時間前に待ち合わせ場所に着いちゃうけど、相手の大学生がもう待ってたから申し訳なくなるよ。でも相手の大学生も、シャロちゃんが予想以上に気合入れてきてくれたことに、ちょっとびっくりしてるよ。
シャロちゃんは、いざデートが始まったら、軟派な男だと思っていた大学生が意外に紳士的でお姫さまみたいに扱ってくれるので、彼のことを見直しちゃうよ。
シャロちゃんは、デートの終わりに半分雰囲気に飲まれて、「また一緒に来てあげてもいいわよ」なんて口を滑らせちゃうよ。
シャロちゃんは、そう言った後で自分の台詞がどういう意味に受け取られるか考えちゃって、顔を真っ赤にした上に、気恥ずかしさで目線を逸らしちゃうよ。
シャロちゃんは、そんなこんなで月一ペースで彼と遊びに行くのが習慣になって、その日の出来事は千夜ちゃんに逐一報告させられるよ。
シャロちゃんは、からかわれるのが嫌でそのことを千夜ちゃん以外には話さなかったし、千夜ちゃんも秘密にしておいてあげたから、彼のことをラビットハウスの3人は知らなかったよ。でもある日、デートしてるところをチノちゃんに見られちゃうよ。
シャロちゃんは、チノちゃんから話を聞いたココアちゃんとリゼちゃんに、付き合ってるのかと問い詰められるよ。「彼はそういうんじゃないの」って慌てて言うけど信じてもらえなくて、しかも間の悪いことに、その直後に彼から告白されるよ。
シャロちゃんは、もうびっくりして頭の中ぐちゃぐちゃになって、答えも言わずに走って逃げちゃうよ。当てもなく走りながら、自分の頬を流れる涙に気が付いて、どうしたらいいのかわからなくなって、路地で立ち止まって泣きじゃくるよ。
シャロちゃんは、しばらく泣いた後ぼろぼろの心でどうにか自宅に戻って、いつものようにデートの内容を聞くために待ちかまえていた千夜ちゃんに、びっくりされるよ。
シャロちゃんは、優しい親友の胸でしばらく泣いた後、「話したくなかったら話さなくてもいいのよ」って言われるけど、それじゃいけないと思ってその日のことをぽつぽつと話し始めるよ。
シャロちゃんは、「それでシャロちゃんは嫌だったの?」って言われて、慌てて首を横に振るよ。それから、自分がすぐにそういう反応をしたことに自分で驚いて、ようやく自分自身の気持ちに気付くよ。
シャロちゃんは、千夜ちゃんに「それじゃ、彼にお返事をしなきゃいけないわね」って言われて、震える手でスマホを取り出して、彼にメールを打ち始めるよ。
シャロちゃんは、ほんの短いメールを書き上げるのに何時間もかかってしまって、夜中になっちゃうよ。心優しい友人は「私はもうお邪魔ね」と、気を遣って途中で帰ってしまったよ。
シャロちゃんは、そのメールの送信ボタンを押すのに、また2時間くらいかかってしまうよ。ようやく勇気を振り絞って送信した後は、投げ出すようにスマホを手放して、落ち着くためにハーブティーを淹れようとするけれど、手が震えて全然上手く淹れられないよ。
シャロちゃんは、メールに「今日はごめん。嬉しかったわ」しか書いてないよ。
シャロちゃんは、返信を待ってる間に眠ってしまうけれど、実は彼の方はまだ起きていて、シャロちゃんのメールを読んで悶絶してただけだよ。
シャロちゃんは、明け方に目が覚めると、すぐにメールが来ていることに気付いて、スマホに飛び付くよ。そして彼からのメールを読んで、自分と彼が恋人同士になったことを改めて自覚するよ。
シャロちゃんは、こうしてめでたく彼と恋人同士になって、幸せな日々を送るよ。彼は今まで以上に優しくしてくれて、ますます惚れ込んでいくよ。でも惚気話が多くなりすぎて、千夜ちゃんやココアちゃん達には、困った顔をされるよ。それでも、そんなことには気付かないくらい、シャロちゃんは幸せだよ。
めでたしめでたし。
2014/06/15
ご注文はごちうさですか?
毎週ごちうさに癒される。
あれの魅力は、ちょっとした田舎の温泉地にありがちな旅館のようなものだと思う。ゆゆ式やきんモザのように突出した面白さを持っているわけではないけれど、何となくかわいくってどことなく綺麗。女の子がかわいくて、モチーフが綺麗で、ゆるゆるとした雰囲気で。温泉旅館は日本中どこにでもあるけれど、それでもやっぱり癒される、あの感じ。
あ、キャラで言えば、ココアがお気に入りです。空回りも多いけれど、やっぱり頼れるお姉さんって感じ。チノちゃんが何だかんだ言いつつも、慕う気持ちがよくわかるわ。いつも面倒見てくれて、ただただ愛してくれて、あんなお姉さんが私にも欲しい。
あれの魅力は、ちょっとした田舎の温泉地にありがちな旅館のようなものだと思う。ゆゆ式やきんモザのように突出した面白さを持っているわけではないけれど、何となくかわいくってどことなく綺麗。女の子がかわいくて、モチーフが綺麗で、ゆるゆるとした雰囲気で。温泉旅館は日本中どこにでもあるけれど、それでもやっぱり癒される、あの感じ。
あ、キャラで言えば、ココアがお気に入りです。空回りも多いけれど、やっぱり頼れるお姉さんって感じ。チノちゃんが何だかんだ言いつつも、慕う気持ちがよくわかるわ。いつも面倒見てくれて、ただただ愛してくれて、あんなお姉さんが私にも欲しい。
2014/06/01
ごちうさフォント解析(ダメダメ編)
ごちうさのフォント解析~。ダメダメ編って書いたけど続編があるとは言っていない。
まずなんたって美しいのはOPのクレジット(下の画像の文字部分)よね。どうやらオールドじゃない普通の筑紫明朝みたい。
他に簡単にわかったのでは、公式サイトやOPのキャラ名のフォント(下の"Cocoa"とか)が、Cooper Light Bold Itaricだわね。ぷりっとしてかわいいよね。あ、和文部分は筑紫B丸ゴシック。ちっちゃいから怪しいけど、たぶん。
で、タイトルロゴが難関でわからなかった。かなは筑紫オールドA明朝っぽいんだけど、「うさぎ」の部分がかなり違うんだよなあ。しかも漢字はまた違うフォントっぽい……。
誰かわかったら教えてー。
2015/3/8追記:
漢字部分は正調明朝体「金陵」らしいです。さんずいや払いには手を加えてあるけど、確かにこれで間違いなさそう。
2015/7/19追記:
好評なようなのでサブタイトルのフォントも調べました。
まずなんたって美しいのはOPのクレジット(下の画像の文字部分)よね。どうやらオールドじゃない普通の筑紫明朝みたい。
他に簡単にわかったのでは、公式サイトやOPのキャラ名のフォント(下の"Cocoa"とか)が、Cooper Light Bold Itaricだわね。ぷりっとしてかわいいよね。あ、和文部分は筑紫B丸ゴシック。ちっちゃいから怪しいけど、たぶん。
で、タイトルロゴが難関でわからなかった。かなは筑紫オールドA明朝っぽいんだけど、「うさぎ」の部分がかなり違うんだよなあ。しかも漢字はまた違うフォントっぽい……。
誰かわかったら教えてー。
2015/3/8追記:
漢字部分は正調明朝体「金陵」らしいです。さんずいや払いには手を加えてあるけど、確かにこれで間違いなさそう。
2015/7/19追記:
好評なようなのでサブタイトルのフォントも調べました。
2014/05/29
こころぴょんぴょんできないDaydream café
Daydream café(ごちうさOP)が、iTunes Storeで試聴する限り、お世辞にもこころぴょんぴょんできるとは言い難いしょんぼり録音だった。せーのっ!もアレだけど、Daydream caféも負けてないわ……。
音圧低めなのはともかく、上下の伸びが無さすぎる。B.D.はもっこもっこ言ってるだけで音楽を支えるどころじゃないし、「チン」とか「シャン」とか鳴って欲しいCym.は「ション」だし、ブラスやストリングスはアタックや響きが感じられないし。
TVで観てる時は「こころぴょんぴょんする良曲!」なんて思ってたけど、この録音じゃ残念ながらこころぴょんぴょんしないわ。歌はとってもかわいくて素敵なのになあ。
……というわけで、カッとなって藤宮さんの奏をDLしてやった。一週間フレンズ。のEDね。脈絡は無い。
これも録音超良いってわけじゃないけど、充分ではあるんじゃないかな。ただ、ちょいちょいビビってるのが非常にもったいない。それから人によっては、金属的な高音や持ち上げ気味の低音が気になるかも?
しかし、この雨宮さんの歌声は心地良いよねえ。TVでは聴けない2番以降を聴くと、表現の幅が広がっていてなお素敵。力を込めた時にしっかり声色が変化するのと、終盤の弱奏部以降がちょっと舌ったらず(特にrとmの発音)で甘みを帯びてるのがポイント。
音圧低めなのはともかく、上下の伸びが無さすぎる。B.D.はもっこもっこ言ってるだけで音楽を支えるどころじゃないし、「チン」とか「シャン」とか鳴って欲しいCym.は「ション」だし、ブラスやストリングスはアタックや響きが感じられないし。
TVで観てる時は「こころぴょんぴょんする良曲!」なんて思ってたけど、この録音じゃ残念ながらこころぴょんぴょんしないわ。歌はとってもかわいくて素敵なのになあ。
……というわけで、カッとなって藤宮さんの奏をDLしてやった。一週間フレンズ。のEDね。脈絡は無い。
これも録音超良いってわけじゃないけど、充分ではあるんじゃないかな。ただ、ちょいちょいビビってるのが非常にもったいない。それから人によっては、金属的な高音や持ち上げ気味の低音が気になるかも?
しかし、この雨宮さんの歌声は心地良いよねえ。TVでは聴けない2番以降を聴くと、表現の幅が広がっていてなお素敵。力を込めた時にしっかり声色が変化するのと、終盤の弱奏部以降がちょっと舌ったらず(特にrとmの発音)で甘みを帯びてるのがポイント。
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