ハナヤマタ観てます。3話までで、つまらなくて止めてしまうほどではないけど、特別面白くはないって感想。
ハナの演技が1番の魅力かなーと思います。ちょっといたずらっぽくて、でもあざとくない、心休まるお声です。
そしてやっぱり、ひとひらと比較してしまう。弱気でやりたいことの見つからない少女が新しい環境で何かに熱中していくという構図が、そっくりなんだもの。なるは麦、ヤヤは佳代ちゃん、よさこいは演劇。違うのはハナと野乃先輩かな。
ハナも野乃先輩も、やりたいことに対して迷いが無いという点は同じ。「自分はそれをやるために生きているんだ」という強い情熱がある。ハナはそのために海を渡ってきたし、野乃先輩はそのために演劇研究会を作った。
ただ、野乃先輩と違ってハナには、なるを自分のところまで引っ張り上げるような高みに立っているわけじゃないんだよね。同い年だし、3話の鳴子のくだりやその他の言動からして、彼女もよさこい初心者だし。だからなるに対しても、「ここまで来い」じゃなくて「一緒に行こう」って態度を取るのよね。
ハナがあれほど前向きなのは、初めから自分の全てを懸けているからだ。なるに拒絶されても、生徒会に警告されても、ゼロに戻ってやり直せばいいと思ってる。自分の全てをよさこいに懸けているから、ゼロに戻っても迷いが生じない。だって目標が変わらない以上、やり直すしかないんだから。きっと彼女は、倒れるまで一度もよさこいに背を向けないだろう。
そんなハナにとって、なるとの出会いは夢に向かう第一歩だったはず。1話で初めて神社でなると踊った時、彼女は夢に一歩近付いたような気がしたんじゃないかな。そこに奇跡を、あるいは運命を感じたからこそ、彼女は「絶対なると一緒にやりたい」と思ったんだろう。
なるじゃなくても良かったけれど、なると出会ってしまったから、なるじゃなくちゃいけなくなった。なるの側が、よさこいじゃなくても良かったけれど、よさこいと出会ってしまったから、よさこいじゃなくちゃいけなくなったのと同じ。さらに言えば、麦と演劇の関係とも同じ。もちろん平沢唯と軽音楽の関係とも同じ。
そんなわけで夢に邁進しているハナだけど、どこかでつまづいて、なるに助けられる展開があったらいいなーなんて思う。日本でできた初めての友達で、初めてのよさこい仲間だもんね。どこかで、なるからも支えさせてあげたい。
あーハナヤマタの話というよりも、ハナの話になってしまったな。もうちょっと引いた視点での話もしたかったけど、そっちはまた今度にしよう(するとは言っていない)。
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