2014/04/21

マリーにメロメロ!

 15話を観て、マリーの魅力にメロメロにされたので、マリーについて語るぞ。


 まず、マリーは他のどのヒロインよりも、具体的なプランを持って恋をしている。楽との結婚をゴールに設定し、現在の自分の立場を評価した上でゴールへの具体的なルートを描くことができている。これは薄ぼんやりと好意を抱き始めた段階の千棘や、ゴールを設定せずに片想いを続ける小咲と比べると、明らかに優位である。また、楽が自分のことを覚えていないと見るや、臨機応変に対応してみせる柔軟さも持っている。この辺りの冷静さや機転の速さは、彼女を聡明であると評するに相応しいものだ。


 そして彼女が自信に満ち溢れているのも、きっとこの具体的なプランのおかげだ。敵を知り己を知れば百戦危うからず、なんて言われるように、自分の勝ちパターンを想定できているからこそ彼女は自信満々に突き進めるのだろう。


 それでは、マリーという少女は欠陥の無い恋愛マシーンなのかと言うと、もちろん決してそんなことはない。彼女の欠陥は10年という時の中にある。彼女の中の楽という人間は、10年間離れていたことでどうも偶像化されてしまっている節があるのだ。彼女が恋し続けてきた記憶と想像の中の楽は、この10年間1度として振り向いてくれることはなかったのだから、当たり前といえばそうなのだけれど。15話終盤で楽が発した褒め言葉が彼女にクリーンヒットしたのも、その言葉が10年間夢の中でしか聞けなかったものだからだ。そしてこの弱点は、マリーという少女が完璧な恋愛マシーンでないことの証左であり、だからこそ私たちも安心して感情移入できるし、応援したくもなるわけだ。


 さて、マリーは聡明でかわいいよって話だったわけだけど、こういう聡明さというのはやっぱりニセコイの他のヒロインには無い魅力だよね。私はこういう子を見ると、つい尊敬してしまう。だって目標に向かってきちんと計画を立てて、それを実行している女の子ってカッコいいもの。


 あーもう、次回が楽しみで仕方がないわ。まだもう少しマリー回が続くのかしらねー?

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